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JIROの独断的日記
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2006年02月20日(月) 「朝食抜き児童、5年でゼロに=地元の食材で給食を−食育基本計画案」←国が計画するようなことなの?

◆記事:朝食抜き児童、5年でゼロに=地元の食材で給食を−食育基本計画案

 

 内閣府は20日、食に対する関心や知識を高めて国民の健康増進を目指す「食育推進基本計画検討会」(座長・猪口邦子食育担当相)を開き、

 朝食を抜く児童を2010年度までにゼロにすることや、学校給食に地元の食材を30%以上(04年度は全国平均で21%)使うことなどを盛り込んだ計画案をまとめた。

 小泉純一郎首相を会長とする食育推進会議が3月下旬にも正式決定する。(時事通信) - 2月20日23時0分更新


◆コメント:朝食を作らずに寝ている母親がいるのである。

 

 子供が朝ご飯を食べてから学校に行く、ということは、議論の余地も無い、日本人の基本的な朝の光景だった。



 しかしながら、今の世の中は恐ろしい。

 私は、子供を公立小学校に通わせていたから、よく分かるのだが、

 恐るべきことに、「朝食を作らない」母親が多数存在するのである(無論、我が家でそんな残酷なことはしていない)。



 私が住んでいる場所は、特別にガラの悪い地域ではない。

 それどころか「日本一行政サービスが行き届いている」「誰もが住みたがる」と言われる地域なのである(勝手にそう思われているだけなのだ)。



 私は初め、子供が朝食を食べられないのは、母親が外へ出て働くようになり、前の晩は疲れて寝てしまい、翌朝もぎりぎりまで寝ている所為かと思った。



 勿論、それは、お母さんは大変だろうが、「子供に朝食を摂らせない」ことに関する正当化事由にはならない。

 どうしても、作れなければ、コンビニのサンドイッチを、前の晩に買っておく、ぐらいの最低のことは出来る筈である。



 そもそも、人の親になったからには、我が子に朝食を食わせるぐらい、「義務」というよりも「母性がそうさせずにいられない」、

 というのが、人間本来の姿ではないかと思う。

 ところが、驚いたことに、何度も書くけれども、子供が朝食を食べられない理由に、単に「母親が起きない」家庭が有るのだ。

 その証拠(?)に、子供が小学校を卒業する時、養護の先生が、母親達に向って懇願するように、

 「どうか、お子さんに朝ご飯を食べさせてあげてください」

 といったのだ。

 私は何かの聞き間違いかと思った。


◆昔はそんな家庭はなかった。

 

 厳密に言えば、こちらも子供だったので、統計学的調査を行う、などという発想も知識もないから、

 絶対に「無かった」とは断言できないが、メシを食わないでいれば、人間、顔色で分かるものだ。

 子供は空腹だとすぐ貧血でぶっ倒れるし。

 昔は、小学校の先生が子供と世間話をするときに、「今朝、朝ご飯、なんだった?」という一言で始まるのが、日常的な光景であった。



 どんなに忙しい、例えば商売を営んでいる家庭でも、子供に朝飯を食わさない家庭は無かった。

 ましてや、子供が学校へ出かけるのに自分は布団に潜り込んだまま、などということがもし発覚したら、

 堅気とは見なされなかったであろう。


◆国が命令しなければ朝飯を作らないぐらいなら、子供をつくるな。

 

 「どうして、子供に朝飯を食わせなければならないのか?」と本気で私に反論しようとしている人が、日本のどこかにはいるのかも知れないが、

 そこまでアホなメールを頂いても答えるつもりはない。予めお断りしておく。

 このような、人間生活の基本に関して説明が必要な人には何を言っても無駄だ。


◆少子化も放っておいたらどうか?

 

 テレビで、結婚するつもりも子供をつくるつもりもない、という若い奴(男女)にインタビューしたのを見たことがあるが、

 これもまた、驚くべき発言の連続だった。 その中で私が最も驚嘆したのは、
 

「何故、私が一所懸命に働いて稼いだ金を、子供の教育のために使わなければいけないのか?」

 という一言だった。

 分かった。てめえがまだ、ガキなんだね。 よしよし、分かった。 君、子供作らないでいいよ。いや、作ってはいけない。

 そんな親のもとに生まれた子供が可哀想だ。それで、日本が滅びるならば、そういう運命の国なのだろう。


◆行動様式の著しい変化を科学的要因から説明できないの?先生方。

 

 頭の良いことを自負しておられる、多くの医学、生理学、脳科学、薬理学等々のセンセーがた。

 私は、日本人の行動様式が、単なる時代の変遷に伴う文化的推移という解釈では説明できないほど、変化していると思います。

 単なる変化ではなく、異常な行動が増えていると思われます。



 先日「アエラ」を読んでいたら、10年連続自殺率日本一の秋田県や他のアジアの地域で、有機燐農薬を多く使っている。という記事が掲載されていました。

 有機燐は脳内神経伝達物質セロトニンの働きを抑制するのだったか、破壊するのだったか、

 ちょっとうろ覚えだが、とにかく、セロトニンの作用を阻害するそうですね。

 セロトニンが不足すると抑うつ状態、さらに進めばうつ病を誘発する要因になることは知られています。



 「自殺」と「子供に朝食を作らないこと」とは直接関係がないでしょうが、犯罪の増加など、多方面でも日本人の異常行動が、目に見えて増加していることと、

 このような一種の環境的要因は、因果関係がないのでしょうか?

 無論、両者の因果関係を証明するためには長い時間をかけた疫学的調査が必要なのでしょうが、

 科学者の「勘」があるでしょう。

 科学者は、その「勘」で仮説を立て、それを証明するために、実験やら調査を繰り返すのでしょう?

 だから、ざっくばらんなところを教えていただけないでしょうか?


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