JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆【お詫び】「コメント」において、言葉が重複していた箇所、訂正しました。 優秀な人材こそ日本の資源こそ、貴重な日本の「資源」であるにも関わらず、嘆かわしいことだ。 あまりの恥ずかしさに文字通り赤面しました。昨夜はさほど疲れていなかったと思うのですが、 要は私の性格がいい加減で、きちんと読み返す癖が身についていないから、こういうことになるのです。 とんだお目汚しで失礼しました。
原稿は昨夜、完成していたのですが、エンピツにアップしようとしたところ、アクセス出来ませんでした。 ◆記事:金2、銀3で国別7位=日本の高校生ら―国際数学五輪(7月12日18時4分配信 時事通信) 文部科学省は12日、カザフスタンで開かれた国際数学オリンピックに日本代表の男子高校生6人が参加し、 ◆コメント:日本の子供の学力低下を嘆いている癖に、どうして大きく報じない? マスコミの不見識は今に始まったことではないが、今度も腹が立つ。 「ゆとり教育」の所為で、日本の子供達の学力が大きく低下した。 という趣旨の社説かコラムをどの新聞も載せたことがあるはずだ。 しかし、このような「快挙」はベタ記事(社会面などの片隅に小さな活字で載る記事)で取りあげるのみだ。 サッカーのW杯は、朝・読・毎・日経が大見出しで取りあげる癖に。 日本にとって、サッカーの方が大切で、真面目に勉強する子供達はベタ記事で十分なのか。 事の軽重の区別が付かないのか。 新聞が学問関係で大見出しを付けるのは、日本人がノーベル賞を受賞したときぐらいではないか。 ジャーナリストの見識を、今更ながら疑ってしまう。 記事には、 国別では7位。好成績だが、過去最高の金5、銅1で国別2位だった昨年を下回った。 と書いてあるが、そういうことを書くならば、それ以前の成績の推移をきちんと伝えるべきだ。 数学オリンピック財団のWEBサイトで、IMO(国際数学オリンピック)における日本選手の成績を見れば 1990年まで溯ることが出来る。 1990年は、日本の国際順位は54ヶ国中20位だったのである。その後、日本の国際順位は、
となっている。確かに昨年は過去最高突出して好成績だったが、1990年から2002年までは 10位より上位に入ったことは2回のみであるが、2003年以降は次第に参加国が増える中で、殆ど毎年 一桁の順位である。それを書かずに去年より悪い、とだけ書くのは、ミスリーディングだ。 一般人の中にも これがゆとり教育の成果か などと嫌味な書き方をしている大人がいたが、過去の成績(順位)の推移を調べずに、 印象だけで、いい加減なことを書くな、と言いたい。 記事には、載っていないがIMOにおける日本選手の成績を見ると、 昨年高校3年だったので、今年はもう出ていないが、2007年から2009年まで、3年連続「金」を獲った 筑波大学附属駒場高等学校の副島君がいることを、記す(彼は2005年、中学2年で既に「銅」を獲っている)。 サッカー・ワールド・カップを1面で取りあげるのに、国際数学五輪は取りあげないのは、 大衆の関心にマスコミが迎合しているからである。 繰り返すが、ことの軽重を考えろ。これでは、子供達はどう思うか? 一生懸命勉強して国際数学五輪で金メダルを獲っても、世間は誰も褒めてくれない。やはりサッカーだ。 と思うであろう。これで、勉強しろ、学力の低下が嘆かわしいと嘆くのは、あまりにも無責任だ。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2009年07月14日(火) 「うつ病、血液検査で診断 白血球の遺伝子反応に着目」←万能ではないかも知れないが、大きな進歩だ。
JIRO
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