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2006年07月14日(金) |
「小泉総理はしゃぎぶりにブッシュ大統領『少しおとなしくしていた方が良い』」/ジャワ島沖でM7・2 津波で6人死亡 |
◆記事1:総理はしゃぎぶりにブッシュ大統領ジョークでチクリ
ロシアのサンクトペテルブルクで開かれているG8サミット=主要国首脳会議で、ブッシュ大統領が小泉総理大臣に対して、
「少し、おとなしくしたほうが良い」とチクリと刺す一幕がありました。
これは、15日のコンサートで、小泉総理がオペラ歌手をねぎらうため、一人、舞台に進み出たことについての発言です。
全体会合で隣に座った小泉総理に対して、ブッシュ大統領が「あなたは常に場を支配する。ロシアの民族舞踊でも先頭をきって踊っていたし、少し、おとなしくしたほうが良い」と、
相変わらずのはしゃぎぶりにジョークを飛ばしました。
これに対し、小泉総理も「あなたも、私に続いて民族舞踊を一緒に踊ったではないか」と切り返しました。
他国の首脳は大笑いして、「まさに同盟国だ」と口々に感想を述べていたということです。[17日18時22分更新](ANN)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/ann_pollist.html
◆記事2:今国会の会期、延長なし決定 与党幹部ら会談 (2006/ 06/ 15朝日新聞)
自民、公明の衆参両院の幹事長・国会対策委員長は14日、国会内で会談し、18日に会期末を迎える今国会の会期を延長しないことを正式に決めた。
夏の参院選がない年に会期を延長しないのは小泉政権では初めて。
今国会では、行政改革推進法や医療制度改革関連法は成立したが、国民投票法案、「共謀罪」を創設する組織的犯罪処罰法改正案などの重要法案は継続審議となった。
自民党の武部勤幹事長は「国民に約束した課題を与党で精力的に協議、国会に提出し、大きな成果を得た」と重要法案を次々と提出したこと自体を評価した。
これに関し、小泉首相は14日夜、首相官邸で記者団に対して
「私は9月に退任することが決まっている。外交もある。国会閉会中もやるべきことは山積している。そういう観点から延長は必要ないと思いました」と語った。
◆コメント:総理がはしゃぎすぎという問題もあるが・・・
確かに、小泉純一郎内閣総理大臣の最近の躁状態は、やや常軌を逸しているように思われる。
先の訪米でブッシュ大統領夫妻にプレスリー邸を案内されたときは、プレスリーのモノマネまで行い、アホのブッシュですら、思わず引いてしまうほどのはしゃぎぶりだった。
アメリカ人ならば、ドンチャン騒ぎは珍しくないが、大統領ともなれば、さすがに衆目の中、でああいうことはしない。
ましてや、感情を表さないことで知られる日本人の政治の最高責任者があそこまでバカをさらけ出すのは珍しい。
それでも私は、「一度ぐらいはいいか」、と思っていた。
ところが今度はサミット首脳会議でバカをやって、ブッシュに「おとなしくしていろ」と言われたという。
さすがにみっともない。
マスコミは報道を差し控えているのか、控えるように国から言われているのか、格好のお笑いネタなのに、あまり報じられていない。
それはさておき、問題の本質はそこにあるのではない。
◆国会は延長を求めていたのに、行政府(首相)の鶴の一声で延長無し、とはどういうことか。
記事2に書かれているとおり、国会で審議すべき重要な法案はまだあったのに、首相の鶴の一声で延長しないことが決定されてしまったのである。
これはとんでもないことだ。
何故か。
行政府が立法府に介入しているからである。
国権の最高機関は国会であり、その国会の信認の上に内閣が存続するのがわが国のような「議院内閣制」である。
国会は、「まだ、審議する法案がある」と言っていたのであり、国会法により、通常国会、臨時国会の会期の延長は認められている。延長は特別のことではない。
そして、内閣総理大臣は行政府の長である。だから、今回の経過は、「行政府が国権の最高機関たる国会を無理矢理閉会させた」ことになる。
すなわち、中学生でも知っている「三権分立」に抵触する。
同じようなことは、昨年8月11日にも起きた。さすがにこれは皆、覚えているだろう。
内閣が提出した「郵政民営化法案」が立法府である参議院で否決されたのだから、廃案にするべきだったのにも関わらず、否決したのとは関係の無い衆議院の解散権を用いて強引に選挙に持ち込んだ。
繰り返すが、立法府が否決した法案を、あたかも「国民投票」にかける形で衆議院解散総選挙で、強引に成立に持ち込んだのは、議会制(代議制)民主主義の原則に反している。
法案を直接国民投票にかける、という手続きを定めた法律は日本にはないのである(憲法改正を除く)。
要するに、小泉首相は近代国家の大原則、「三権分立」の意識がなく、万能の権力を持っているかのごとき錯覚に陥っているのではあるまいか。
そうだとしたら、金正日と大差なく、そういう首相を支持している日本国民が大勢いるのなら、北朝鮮を笑えた義理ではない。
◆「総裁選、外交があるから」は理由にならない。
前段落に書いたことだけで十分だが、念のために、首相発言における問題点を指摘する。
「私は9月に退任することが決まっている。外交もある。国会閉会中もやるべきことは山積している。そういう観点から延長は必要ないと思いました」
「9月に退任することが決まっている」とは総裁選の準備があると言うことだ。
それは一政党内部の問題であり、国会での法案審議よりもプライオリティ(優先順位)を高くする理由はない。
「外交もある」というが、テレビでご覧の通り、アメリカとロシアに行って遊んでいるだけだ。
何よりも、小泉首相はこれまでにも国会会期中、週末に国際会議に参加してとんぼ返りしてきたことが何度もある。
従って、「外交がある」ことは、審議事項を残し、国会を閉会する行為を正当化しない。
首相の重責から逃れられる安堵感からの躁状態かもしれないが、任期最後の日まで真面目に仕事をして欲しい。
◆ニュース速報:ジャワ島沖でM7・2 津波で6人死亡
【ジャカルタ17日共同】米地質調査所によると、インドネシア・ジャワ島南方のインド洋で17日午後3時19分(日本時間同5時19分)、マグニチュード(M)7・2の地震があり、津波が発生した。
AP通信によると、同国警察当局は少なくとも6人の死亡を確認した。在インドネシア日本大使館によると、日本人の死傷者の情報はない。
インドネシアの地元ラジオ局エルシンタによると、西ジャワ州の南岸が津波の被害を受け、ホテルや民家数軒が損壊。
ジャワ島南岸の漁港パンガンダランの住民によると、海岸にはオランダ人を含むグループもいたが、多くが行方不明になったもよう。
AP通信は、ジャワ島に2メートルの津波が押し寄せたとの目撃情報を報じた。
また住民の一人は同局に、人の乗った車が波にのみ込まれ、行方不明になったと語った。(共同通信) - 7月17日21時30分更新
◆コメント:前回の大地震から二ヶ月も経っていない。
ジャワ島では、今年5月27日(土)現地時間午前6時頃(日本時間午前8時頃)M6.9の大地震が起きて、5,700名以上の死者が出たばかりである。
それから、まだ51日しか経っていない。各国の迅速かつ大量の支援が望まれる。
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