外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
DiaryINDEX|past|will


2010年04月29日(木) 【音楽】約束通り、バッハのフルートソナタ、その他をご紹介。

◆昨日のBWV 1013は無伴奏ですが、今日のはチェンバロ伴奏です。

バッハのフルートソナタを取りあげます。

細かい話になりますが、昨日取りあげたBWV 1013は同じくバッハのフルート音楽ですが、

「無伴奏フルートのためのパルティータ」で、むしろ例外的です。

大バッハも息子もフルート・ソナタや大バッハは、実質的にはフルート協奏曲みたいな、

「管弦楽組曲第2番」というのを書いています(それのトランペット版はとりあげたことがあります)。


今日、ご紹介するのは、最もオーソドックスなソナタの演奏形態ですね。

フルートがソロを吹いて、チェンバロが伴奏する、と。

私は何でも昔の楽器が良い、という好みはありません。

随分前から、バッハのフルート曲はバッハの頃の古い楽器(を再現したもの)で吹くべきだ、

とかウルサイ意見はどうでも良いとおもってます。

また、バッハのチェンバロとかクラヴィーア曲集を現代のピアノで弾くことにも何ら抵抗を

覚えません。


だから、バッハのフルートソナタを現代のフルートで演奏するのは当たり前だと思ってますが、

ただし、この曲集に関して言うと、伴奏はチェンバロの方が、やっぱりしっくり来ます。

その方がデリケートでロマンティックな響きになる。ピアノ伴奏でもそれは作品自体が優れているから

十分聴けますけど・・・。うーん。ま、このみですけど、これはチェンバロ伴奏が良いでしょう。


◆フルートについて。

私は、フルート吹きではありません。以下は全て「知ったかぶり」です。


フルートは、管楽器の中で素人も含めれば一番、演奏する人が多い管楽器だろうと思います。

クラリネットや、オーボエのようにリードを使う木管楽器より、日本にもどこの民族も伝統的に持っている

「横笛」に近いですから、親しみを覚え、取っつき易いのでしょう。


これから、大人が習い始めても良いと思いますが、ただし、見て想像するより難しいですよ。

あれは、最初は音がしないんです。辛うじて音が出るようになってからも、何しろ、息の半分は最初から、

楽器の外に捨てている(息を吹き込む所で息の流れが楽器内に入るのと外に行くのと二つに分かれるんです)。

管楽器で一番ブレス(息)が足りなくなるのはフルートではないか(チューバではなくて)、と言われます。

本当はどうなのか知りませんが、兎に角息が足りない楽器です(息が余るのは、オーボエとかトランペットなどです)

音がしても最初は楽器が十分鳴らないので「スカーッ」という感じの音になり、あれは実に、

聴いていても気持悪い。不完全燃焼というか、かなりイライラします。

と言うわけで、始めるならば、どの楽器でもそうですが、それなりに大変ですから、お覚悟を。


◆演奏者について、パユとピノックです。

プロでも古今東西、一番多い管楽器奏者は、フルート吹きだと思います。

(私が「思う」だけでして、統計的根拠はありません。多分そうだろうな、という程度です)。

演奏する人が多ければ、それだけ優れた才能が見出される確率が高まります。

事実、古今東西、名人は数多い。キリがないのです。いちいちどういう人が説明していられないので

思い付くまま名前を列挙すると、

ランパル、ニコレ、ゴールウェイ、ラリュー、ガッゼローニ、リンデ、ラルデ、ガロワ、ツェラーと。

フルート門外漢の私でもすぐにこれぐらい思い付くのですから、うっかり(特に素人)フルート吹きに、

お薦めのフルート奏者は誰で、名盤CDは何か?

などと訊かないほうが無難です。キリが無くなります。放っておくと一日中、喋り続けるでしょう。

(真面目な人が怒ると困るので、興ざめですが念のため書いておくと↑こういうのを「冗談」といいます)。


さて、誰にしようかな、と思いましたが、今書いたとおり、キリがない。

今回は、現在、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、首席フルート奏者でフランス人のエマニュエル・パユのフルートと、

チェンバロ・オルガン奏者でもあり、指揮者でもあるイギリス人のトレヴァー・ピノックが伴奏している、

バッハ:フルートソナタ全集を選びましたがCDだと3,600円以上もする。高いですね。

色々探してみましたが、オーディオ関係にウルサイ人でなければiTunes Storeからダウンロード購入すると同じ物が1,800円でした。

(再生音のウルサイひとは、あのダウンロード販売している商品の音は問題外らしいのですが、私には気になりません)。


◆演奏です。

今までにも書きましたが、色々載せますけど、「順番に」「全部」お聴き頂く「必要」は全くありません

(勿論、そうして頂いたら嬉しいですけど)。

皆さんが何となく気が向いたのをお好きな順番でお聴き下さい。ただ、一つの楽章は、出来れば通して最後まで聴いて頂きたい。

ちょっと退屈に思えるかも知れませんが、一番演奏時間が長くても7分台です。それでは、いきます。


私は、バッハのフルートソナタというと、後で紹介する「シチリアーノ」は勿論ですが、

このBWV 1030 ロ短調がとても美しいと思うのです。演奏時間7分以上ありますが、

お聴き下さい。


バッハ:フルート・ソナタ ロ短調 BWV 1030 第一楽章 アンダンテ



Flute Sonata in B minor, BWV 1030 I. Andante



このもの悲しさというか、切なさが何とも言えないんです。私には。その気になれば、アルトリコーダーでも吹けますよ。

以前、ミカラ・ペトリというリコーダー奏者を紹介しました。

バッハ:リコーダー・ソナタ集 です。伴奏のチェンバロは、なんとジャズ・ピアニストのキース・ジャレットが弾いています。

これは、ご参考までに。
フルート・ソナタ ロ短調 BWV 1030 アンダンテ(リコーダー版)



Bach Recorder Sonata BWV 1030 Andante



これはこれで音にぬくもりがあって良いですよね。キース・ジャレットのチェンバロも非常に音楽的だと思います。


話がそれましたが、パユ=ピノックを続けます。

次は第二楽章にあまりにも有名な「シチリアーノ」を含む、フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV 1031です。

第二楽章のシチリアーノがあまりにも美しいので色々編曲され、単独で演奏されますが

元来、フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV 1031の一部です。第一、第二楽章をお聴き頂きます。

フルート・ソロは無論上手ですが、伴奏しているトレヴァー・ピノックのチェンバロが大変見事なので、

そちらも注意してお聴き下さい。



フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV 1031 フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV 1031



Flute Sonata in E flat major, BWV 1031 I. Allegro moderato



次が有名な「シチリアーノ」です。「シチリアーノ」自体は普通名詞です。


フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV 1031 第二楽章 「シチリアーノ」



Flute Sonata in E flat major, BWV 1031 II. Siciliano



難しいですね。勿論、こういう曲に限りませんが音楽を演奏するときに、芝居になぞらえるならば、

「セリフの棒読み」のように弾いたり吹いたりしたら、興ざめなのですが、あまり、感情過多になっても

聴いている方からすると「鬱陶しい」んですね。そこら辺がビミョーです。


なお、このシチリアーノも、リコーダーのペトリの演奏が先ほどご紹介したアルバムに収録されているので、

載せます。


フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV 1031 第二楽章 「シチリアーノ」(リコーダー版)


Recorder Sonata in E flat major, BWV 1031 II. Siciliano(Petri)



バッハの「シチリアーノ」は、他の楽器でも演奏されています。かつてブログ記事にしたので、

気が向いたら、読んで下さい。

「同一楽曲を色々な楽器で」シリーズ。バッハ「シチリアーノ」(ココログ)

また、話が逸れてしまいました。


バッハのフルートそなた(パユ=ピノック)を続けます。

ちょっと「しんみり系」が続きましたので、中にはこんな明るいのもありますよ、というご紹介です。

フルート・ソナタ ホ短調 BWV 1034 第四楽章 アレグロ



Flute Sonata in E minor, BWV 1034 IV. Allegro



もう一つ。別のソナタのアレグロ。


フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035 第二楽章 アレグロ



Flute Sonata in E major, BWV 1035 II. Allegro



なかなか、快活です。休日の朝などに聴いたら(勿論いつお聴きになるのも自由ですけど)気分が良いのではないか

と思います。


◆ソナタじゃないんですが、管弦楽組曲第2番

この記事のはじめの方に、バッハはソナタ以外にも実質フルート協奏曲のような「管弦楽組曲第2番」を作曲した、と

書きました。これもかなり楽しいのです。

エマニュエル・パユは管弦楽組曲2番のCDも出してます。

バッハ:ブランデンブルク協奏曲、他

これは、1,500円ですから、まあ、普通ですね。この中から私の好きな

管弦楽組曲 第2番 ブーレ(��-��-�機�



Bach chestral suite No.2 Bourree



管弦楽組曲 第2番 ポロネーズ



Bach chestral suite No.2 Polonaise



管弦楽組曲 第2番 メヌエット



Bach chestral suite No.2 Minuet



管弦楽組曲 第2番 バディネリ



Bach chestral suite No.2 Badinerie




段々キリがなくなりますが、この「管弦楽組曲2番」のフルート・パートを、

モーリス・アンドレがトランペットで吹いた録音があります。国内では入手出来ませんが、かつて

記事にしました。そこでお聴き頂けます。
2006年11月25日(土) 雅子妃殿下とトランペット(ココログ)

随分詰め込んでしまいましたが、連休に入るので、ゆっくりお聴き下さい。

それでは。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。


2009年04月29日(水) 「<新型インフル>1歳11カ月の幼児死亡 米で初の死者」←1例では、何とも言えない。鳥インフルも引き続き警戒すべし。
2008年04月29日(火) 【音楽】バッハ管弦楽組曲第2番(トランペット版)全曲
2007年04月29日(日) 「カナダが京都議定書の目標達成断念を表明、批准主要国で初」カナダは諦めが早すぎるが、CO2排出量は世界全体の1.3%なのですよ。
2006年04月29日(土) <あしなが育英会>奨学金希望者が過去最多 格差拡大影響か←貴方も目の前のPCから募金できる。
2005年04月29日(金) 地球温暖化が進行している証拠が突き止められた」(BBC NEWS)
2004年04月29日(木) 「小泉内閣、国民年金未納率は41%=国民平均上回る」未納が放置され、保険料が無駄遣いされるシステムをまず改革すべきではないか。
2003年04月29日(火) 【中国】北京邦人に帰国勧める、SARSで政府・・・それでも駐在員を帰国させない企業は何を考えているのか。

JIRO |MAIL |HomePage

My追加