JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆作業したのですが、時間がかかりそうなので。 バッハのフルート・ソナタのご紹介をしようとしてますが、ちょっと時間がかかりそうで、 どこでブレスを取るか? は演奏者の解釈で決めるのです。 人によってその解釈が違うのですね。そこが面白いです。 それから音楽には「フレージング」ということがあります。 どこからどこまでを音楽の一区切りと考えるか、ということです。 最低限のルールというか、暗黙の了解はあるのです。それは言葉に例えると、 べんけいがなぎなたをもってさしころしたとさ。(弁慶が薙刀を持って刺し殺したとさ。) と書いてあった場合、 べんけいがな、ぎなたをもってさ、しころしたとさ。 と読んだら、明らかに間違いですよね? 音楽も同じでして、「ここで切ったら絶対おかしい」と いうところがある。それが最低限のルールですが、前の言葉の例でいうと、 べんけいが、なぎなたをもって、さしころしたとさ。 というのが、一番「常識的」かもしれませんが、 べんけいが、なぎなたを、もって、さしころしたとさ。 も、「間違い」ではありません。あるいは、 べんけいがなぎなたをもって、さしころしたとさ。 という長目の区切り方も間違いではない。さらに、 べんけいがなぎなたをもってさしころしたとさ。 と、一息で読んでも、分かるように抑揚を付ければ、間違いではないです。 音楽でもそういうことがあるのです。どこで一区切りと考えるか。 それが「フレージング」ということで、後世の作曲家の中には、フレージングを楽譜で指定する細かい人もいますが、 バッハなど、楽譜を見るとお分かりのように、何の指定もありません。 それだけに、これをどのように解釈してフレーズを決めるか。どこでブレスを取るか、 は演奏者の裁量です。 工藤重典さんの演奏でどうぞ。CDはバッハ・フルート・ソナタ集 2 です。 無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013 第1楽章 アルマンド Flute Partita in A minor, BWV 1013 I. Allemande 聴いていると、すーっと気持ちが透明になるようで、私は好きです。 明日はもうちょっと真面目に(今日は1曲だけなので、ということ)やります。 それでは。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2009年04月28日(火) WHOはパンデミックアラート「フェーズ4」に引き上げたが、想定していた事態と違うので、WHOも各国政府もやや当惑気味。
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