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JIROの独断的日記
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2009年12月21日(月) 【音楽】クリスマス。今日は器楽です。

◆クリスマスです。

最初にCDをご紹介しておきます。と書きたいのですが、去年も実はこれをお薦めしたためか

今からだと、Amazonでも、HMVでも取り寄せになります。輸入盤ですので、クリスマスの1ヶ月後頃に届いてしまうでしょう。

そこで探したら、iTunes Storeでダウンロード購入できます。

一応CDをもう一度ご紹介すると、The Very Best of Christmasですが、

今書いたとおり、何処か大きいCD屋さんにあるかも知れないけれども、最も確実なのはiTunes Storeの

The Very Best of Christmasでダウンロード購入することでしょう。

これなら、一曲ずつ買えますから(勿論アルバムごと買えます。別に宣伝するつもりじゃないけど、

36曲で1200円だから、お得だと思います。勿論音楽ですから、曲数が多くて安くても、演奏次第ですが、

これ、真面目に聴いて、上手いのですよ。さほど有名な演奏家じゃないのですが。


◆去年は載せませんでしたが、オーケストラ曲から。

オーケストラ曲というと正しくないのですが、バッハのオーケストラ伴奏の合唱曲でクリスマス・オラトリオという大曲があります。

6つのオラトリオから構成されていて、全曲演奏するのに3時間以上を要します。


その2つ目のオラトリオにシンフォニアという、オーケストラだけで演奏される曲がありますが、

非常に穏やかな音楽があります。


バッハ:クリスマス・オラトリオ第2部から「シンフォニア」



クリスマス・オラトリオ BWV 248 - シンフォニア



良いでしょう?

で、これはオラトリオだから、ホントは原曲とおり、オーケストラと合唱による演奏を

聴いて頂くべきなのですし、先日載せたばかりなのですが、ジャーマン・ブラスによる

あまりにも見事な演奏があり、私が聴きたいので、映像と音声をアップさせて頂きます。

German Brass Christmas Oratorio BWV248_No 64







本来、人の声(合唱)があってこその「オラトリオ」ですが、これは金管合奏だけで、それに匹敵するぐらい、

素晴らしい演奏だと思います。

一応、合唱が入った原曲の演奏もお聴かせします



クリスマス・オラトリオBWV28の第64曲の原曲。


Christmas Oratorio BWV248_No 64



次は、The Very Best of Christmasに戻ります。

特にクリスマスの曲という訳ではないのですが、


モーツァルトの3つのドイツ舞曲 K. 605 - 第3番 ハ長調 そり滑り



3 German Dances, K. 605: No. 3 in C major, "Die Schlittenfahrt" (Sleigh Ride)



甲高いラッパが「ポストホルン」で昔、ドイツ(や、多分オーストリア)の郵便配達のオジサンは、あれを吹いて、

郵便が届きましたよ。

という合図に使ったので、ポスト・ホルンという訳です。勿論この演奏みたいには上手く吹けなかったでしょうけどね

(そもそも「郵便が届きましたよ」という合図であって、音楽演奏じゃないから、特別に上手い必要はありません)。

少々専門的ですが、この曲では実際に現代に作られた演奏会用ポストホルンを使います。最初はファのオクターブなのですが、

更にドのオクターブになります。あの高い音は、ピアノの真ん中のドの2オクターブ上の「ド」の音ですが、

ごく普通のトランペット、最初に習う、吹奏楽やジャズのビッグバンドではずっとそれを使うのですが、変ロ調の管

で言えば、通常の音域の最高音より1音高い音で、オクターブを吹いているだけではないか、と言われそうですが、

かなり気を使うと思います(ちょっと間違えると、「ド」よりも高い「レ」の音や、1音低い「シ♭」が出てしまいますが

曲の終わりはポストホルンで締めくくるわけですから、あそこで間違えると、とても恥ずかしい)。



今日の最後です。モーツァルトの「そり滑り」を聴いて頂いたので、

現代の、ルロイ・アンダーソンの「そり滑り」(Sleigh Ride)をお聴き頂きましょう。

The Very Best of Christmasにも収録されていますが、

私は先日、ルロイ・アンダーソンの自作自演CDを入手したので、こちらをお聴き頂きます。

なお、この曲の一番最後に「馬のいななき」が効果音として出てきますが、この音を出しているのはトランペットです。

ふざけているようですが、なかなかこのように、本当っぽい音は出せません。



ルロイ・アンダーソン「そり滑り」



Leroy Anderson Sleigh



はい。今日はここまで。クリスマスというのでクリスマス・キャロルを期待なさっていた方、申し訳ありません。

今日クリスマス・キャロルをやってしまうと、既に明日ですが、クリスマス・イブににっちもさっちもいかなく

なってしまいます。ご容赦のほど。

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