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JIROの独断的日記
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2009年08月25日(火) 「地震「誤」速報に苦情も、影響は最小限」←結局自分のクビを絞める事になるのが、分からないかな・・・。

◆地震「誤」速報に苦情も、影響は最小限(読売新聞 - 08月25日 13:50)

25日早朝に出された気象庁の緊急地震速報。昨年7月に続く誤報となり、

携帯電話のNTTドコモやKDDIも利用客に情報としてメールで送信したが、早朝とあって、影響は最小限にとどまった格好だ。

同庁には同日正午までに、電話やメールで計72件の苦情や問い合わせが寄せられた。

中には、「家族に病人がいて、すぐに避難しないといけないと思った」「正確な情報を流して」などの意見もあったという。

千葉県銚子市では強い揺れの到来に備え、市消防本部の当直職員が車庫の消防車などを移動させた。

一方、JR東日本では、緊急地震速報だけに頼らず、独自に揺れの大きさなどを感知する早期地震警報システムを併用しているため、

新幹線や電車を停止するなどの事態には陥らなかった。同社では「独自のシステムが功を奏し、混乱なく対応できた」としている。

昨年7月の誤報では、実際は震度2だった地震で「最大震度5弱以上」とする速報が、

平日の午後7時41分頃に鉄道や電力、ガス会社などに流れた結果、

都営地下鉄や私鉄が緊急停車し、帰宅の足に乱れが出た。

地震観測を巡っては、「震度計」が揺れやすい場所に設置されるなどの問題があり、

気象庁は今月21日、26か所を移設するか震度観測を取りやめている。


◆コメント:良い方に外れたんだから・・・。

仮に、今朝のようなことが「繰り返されたら」、あたかもイソップ物語の「狼が出たぞ!」の羊飼いのように、

肝心な時に皆が信じなくなる、という弊害があるが、今回は実害が有った訳ではない。騒ぐことも無かろう。

読売新聞の記事によれば、約70件も苦情が寄せられ、中には

「家族に病人がいて、すぐに避難しないといけないと思った。」

って、そりゃ焦っただろうけどさ、「思った」だけでしょ?逆に外れるよりいいでしょ?

ここはむしろ、地震を事前に予告出来たということを評価すべきじゃないかと思う。

日本社会は、どうも何でも「減点主義 」だが、これが過ぎると、皆萎縮して何も出来なくなる。

話が逸れるが、外科医、産婦人科医、小児科医、救命救急医が不足しているというのも、

一部は、「世間の責任」である。問題が起きると直ぐに訴訟を起こす。

何日も自宅に帰ることも出来ず、睡眠時間は殆どなく、激務をこなしているのに、

一旦、患者を死なせると、損害賠償を請求されたり、刑事責任を問われるかもしれない。

そんな面倒なら、成り手が減るのは当然である。


話を戻す。

今日の「誤報」事件も、同様である。これを世間が叩いたらどうなるか?

ちょっと考えれば分かるでしょう。

気象庁の担当者は、今度は緊急地震情報を発することに慎重になり、念入りに確認している間に、

緊急地震速報を発表する前に大地震が発生してしまう、という事態が起こりかねない。

そのときには、今日の何十倍もの「苦情が殺到する」のであろう。世間は誠に勝手である。

それでは、このシステム(体制)の存在意義がない。

むしろ何もしない方が、気象庁にとってはいいかもしれない。


今日の「緊急地震速報」は良い方に外れた訳である。 

これに対して文句を言うのは、社会全体として得策ではない。

例えが適当ではないかもしれないが、天気予報で雨の予報だったけど、晴れた、

と言う場合に「苦情を寄せる」人はいないでしょ?

まだ発展途上の科学技術なのだから大目に見るべきだ。と、私は思う。

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