JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:米の停戦決議賛成、10分前に阻止=ライス長官「恥かく」−イスラエル首相(1月13日19時23分配信 時事通信) イスラエルのオルメルト首相は12日、パレスチナ自治区ガザでの即時停戦を求めた8日の国連安保理決議について、 ◆コメント:イスラエルは、世界の「堪忍袋の緒が切れ」かかっていることに気付くべきだ。 無論、喧嘩両成敗で、イスラエルに攻撃されたら必ず報復するイスラム過激組織「ハマス」にも、 ガザ地区での戦闘状態が収束しないことに関して責任はある。 しかし、武力において優勢であるイスラエルは、あまりにも、執拗・残虐である。 特に許せないのは、イスラエルが、パレスチナに救援物資を輸送する、国連パレスチナ難民救済事業機関のトラックを砲撃したことである。 パレスチナには150万人もの難民がいて、イスラエルの攻撃により、燃料、食料、医薬品などが枯渇している。 これらを一刻も早く送り届けるべく国連の組織が人道支援活動をしていたのに、そのトラックを砲撃して、 パレスチナ人を兵糧攻めにしようというのである。 ◆記事:人道物資の運搬車両にイスラエル軍砲撃 物資配給に重大な支障(1月9日10時14分配信 産経新聞) ひどいでしょ?あまりにもひどいでしょ?流石に世界中が怒っている。 この日、国連安全保障理事会は停戦決議を採択しようとしたのである。ところがアメリカが棄権した。 この期に及んで、まだイスラエルを庇うのか(基本的にアメリカの親イスラエルの姿勢は変わらないだろうが)と思い、 私は呆れてものが言えなかったが、冒頭の記事を読んで、アメリカが棄権したのは、イスラエルの圧力があった為だということが、分かった。 イスラエルは何を言っているのだろう? オルメルト首相は「ライス国務長官は自ら作成した決議案を棄権することになり、恥をかくことになった」と語った。 世界中から反感を買って、味方の米国にまで「恥をかかせた」と言って喜び、パレスチナの一般市民を殺し続けているイスラエルは、 自分が見えなくなっているようだ。一番恥ずかしいのはイスラエルである。 国連事務総長が直々に調停しようとしても、攻撃を止めない。殆ど狂気に近い。 イスラエルのユダヤ人よ。あなた方は「神に選ばれた民」であることを誇りにする民族ではなかったのか。 マーラーも、メンデルスゾーンも、マルクスも、フロイトも、アインシュタイン、バーンスタインも(〜スタインはユダヤ系の名前らしい)、 皆ユダヤ人。彼らを見ていると、確かにユダヤ人は自分たちが言うように「神に選ばれた民」ではないかと思えるが、 パレスチナ人を殺しているユダヤ人は、偉大な先人たちが築いた評価を地に墜としている。 現地の写真を時事通信がまとめて載せている、イスラエル軍ガザ侵攻 写真特集を ご覧頂きたい(残虐な遺体の写真などは載っていない)。イスラエルの攻撃のすさまじさが分かる。 また、今回のイスラエルの攻撃が何故始まったか、に関しては、NHKのサイト内、NHK 解説委員室ブログに、 2009年01月05日 (月)時論公論「イスラエル・ハマス“戦争”の背景」という解説が載っている。 多分、これが一番分かり易い。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2008年01月13日(日) NHKスペシャル「新型インフルエンザの恐怖」
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