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2009年01月01日(木) |
明けまして、おめでとうございます。フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル。/ 【恒例】管弦楽のためのラプソディ |
◆明けましておめでとうございます。
皆様、明けましておめでとうございます。
本年も、弊日記・ブログを御愛読頂きますよう、御願い申し上げます。
今日はですね。勿論、世の中にニュースはあるのですけれども、いずれもあまり明るい話ではない。
例年、元旦は大抵、おめでたい雰囲気の音楽を載せることにしてまして、今年も、そうさせて頂きます。
◆フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(以下、PJBE)が解散してから生まれた方も多い世の中なので、仕方ないのですが、
最近、PJBEのCDって入手し難いので恐縮ですが、手持ちのCDは私が若い頃に買ったものもかなりあるので、どうしても、
たまにこういうことがあります。
さて、曲ですが、まず、パーセルというイギリスの作曲家による、「トランペット・テューンとエア」(Trumpet Tune & Air)です。
お聴きになったことがある方、いらっしゃると思います。
ダウンロード ParcellTrumpetTunePJBE.mp3 (4123.8K)
ヒジョーに、気分が良いですね。これは、今は在庫がないのですが、戦い/バロック・コンサート に収録されています。
本当はこれを丸ごとご紹介したいぐらいなんですが、そうもいかないので、また、ボチボチ載せます。
次は、PJBEの水上の音楽/王宮の花火の音楽(これもAmazonにはないですね。TowerやHMVも見ましたが、無いようです)から、
ヘンデル作曲、 「オケージョナル・オラトリオ」から「マーチ」です。
ダウンロード MarchfromOccasionaOratorio.mp3 (2134.4K)
普通のトランペットよりも音域が高い、ピッコロ・トランペットの音が天に突き抜けるようですね。
これを吹いている方は、マイケル・レアードという方です。
さて、同じ水上の音楽/王宮の花火の音楽から、「王宮の花火の音楽」最後の2曲。
まずは、「歓喜」(La Rejouissance)です。
ダウンロード FeuerwerksmusikLaRejouissance.mp3 (1990.3K)
華やかですね。最後は思い切り盛り上がる、「ファイナル・メヌエット」(Final Minuet)です。
ダウンロード FeuerwerksmusikFinalMinuet.mp3 (1522.9K)
作品も編曲もすばらしく、演奏も素晴らしいことは言うまでもありません。私の世代のラッパ(かつての)少年たちにとって、
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルは、「神様」のような存在でした。
◆お正月で日本風だけど、西洋音楽に編曲してある、外山雄三氏作曲、「管弦楽の為のラプソディ」
これを正月に載せるのは今年で三回目ですが、日本では、既に過去何十年も、皆さん毎年年末には「第九」を聴きに行きますよね。
同じ時期に同じ曲を聴くと、安心感があるかとおもいまして。いえ、別に「第九」に対抗するほどの意識はないのですが・・・。
これはいつも、ナクソスの日本管弦楽名曲集をお薦めしていますが、
この曲は、1960年に、NHK交響楽団が日本のオーケストラとしては初めて、世界一周演奏旅行をしたのですが、
その際、アンコール用に外山さんが作曲したのです。
演奏旅行は大成功で、故・黛敏郎氏の表現を借りるなら、「世界は文字通り『驚嘆』した」そうです。
「日本にこんなに上手いオーケストラがあるのか。日本人に西洋音楽がわかるのか」と。
当時はその程度の認識です。その時にずーっと指揮者をしたのが、作曲者であり指揮者でもある外山雄三氏と、
故・岩城宏之さんだったのです。「管弦楽の為のラプソディ」は、ですから、本来N響の十八番です。
私は、好運なことに、一度、岩城宏之さんがN響を振ったコンサートで、アンコールでこの曲を聴きました。
N響のプレーヤーがノリまくりで、ものすごく楽しい演奏でした。正直云うと、この録音、ちょっとおとなしすぎるんです。
N響を岩城さんが振ったCDもあるので、余裕のある方は聞きくらべてご覧になっては如何でしょう。
しかし、この演奏も十分に楽しい。どうぞ。
ダウンロード RhapsodyforOrchestra08.mp3 (6714.4K)
和太鼓をはじめ、日本の打楽器を多用していますが、何処の国に言っても、外人さんはあの高い音で響く「チャンチキ」に非常に興味を持つ、
と岩城さんがどこかで話していたことを思い出しました。
それでは、皆さん、良いお正月をお過ごし下さい。
(全然関係ありませんが、「初夢」というのは2日に見る夢ですからね。今夜じゃないですよ)
それでは。
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2008年01月01日(火) 一月一日(差替 合成ながら歌付き。2番まで!)/管弦楽のためのラプソディ(差替)/【追加】ベルリンフィルメンバー情報
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2006年01月01日(日) 「ウィーン・フィル、ニューイヤー・コンサート」まだ演奏されていないCDの売上げが一位というのもすごいね。(含、再放送予定)
2005年01月01日(土) 「津波被害で5億ドル支援…小泉首相コメント」 イラクには50億ドルでしたね。
2004年01月01日(木) 「小泉首相が靖国参拝、元日は初めて」←参拝するのは構わないが、公約では「8月15日」でしたね?小泉さん。
2003年01月01日(水) 一月一日