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2008年12月18日(木) |
「演奏会をネット中継でどうぞ=ベルリン・フィルが有料配信」←これは楽しみだな。/「幻想」第4楽章 、「どろぼうかささぎ」序曲 |
◆記事:演奏会をネット中継でどうぞ=ベルリン・フィルが有料配信(12月18日7時2分配信 時事通信)
世界有数のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は17日、インターネットを通じて年間約30回の演奏会を中継する
有料配信サービス「デジタル・コンサートホール」を開始すると発表した。世界中どこからでも一流の演奏を堪能できるもので、
多くのクラシックファンの関心を集めそうだ。 希望者はホームページ(www.berliner―philharmoniker.de)から登録する。
1回券は9.9ユーロ(約1200円)、シーズン券は149ユーロ(約1万8000円)で、
生中継だけでなくオン・デマンドでもコンサートを楽しむことができる。既に始まっている今季のシーズン券は89ユーロ。
◆コメント:日本では、ほぼ絶対聴けないからね。
日本では、というのは、ベルリン・フィルの来日公演である。
日本人は、特にベルリン、ウィーン、両フィルハーモニーの来日公演に関しては異常な熱意を持つ。
売り出し開始の瞬間に売り切れ。しかも馬鹿高い。
私は、ヨーロッパで、ベルリン・フィルの定期をベルリンで聴けなかったのが残念だったが、幸い、
ロンドンには、結構頻繁に来るし、イギリスでは日本のような異常な熱狂はないから、簡単にチケットを買える。
これは、何度も聴いた。ある時のプログラムは、アバド指揮、コンサートマスターが安永徹さんで、
曲は私の大好きなマーラーの交響曲第5番だった。
何と、冒頭のトランペット・ソロが見事にひっくり返った。
五月蠅いことを云えば、これでこの日のマーラーの5番は「はい、お仕舞い」である。
人間だからミスはするが、音楽では、絶対にここは間違えてはいけない、というところがある。
「マラ五」の頭のトランペットなど、その典型である。しかし、間違えた首席奏者は立派だった。
致命的なミスから立ち直り、その後は曲の最後まで、ただの一度もミスをしなかった。
この「ミスをしても、素早く気を取りなおして平常心に戻る能力」を私は勝手に「復元力」と呼んでいるが、
プロとアマの違いの最も大きな点の一つだと思われる。
冒頭のミスは惜しまれたが、演奏終了後、答礼するトランペット奏者に、私はブラボーを叫んだ。
カラヤン・ベルリンフィルのCDから。
一曲目。ベルリオーズ「幻想交響曲」第四楽章「断頭台への行進」。CDはこちら。
ダウンロード SymphonieFantastiqueMarch.mp3 (4323.9K)
ダイナミックレンジ(ppからffまでの音の強さの幅)の広さ、は確かにベルリンフィルの魅力の一つだ。
次は楽しい、ロッシーニ作曲、歌劇「どろぼうかささぎ」序曲。CDは、序曲・前奏曲・間奏曲集 。
ダウンロード LaGazzaLadraOverture.mp3 (9359.7K)
同じ音型を繰り返しながら次第に音が大きくなり盛り上がるロッシーニ独特の手法を「ロッシーニ・クレッシェンド」と言います。
スネアドラム(小太鼓)や、ピッコロ、トロンボーンの活躍が楽しい。お薦めです。
それでは。失礼します。
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