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2008年08月16日(土) |
これと言って論ずるべきニュースがない。サマー・コンサートにしました。 |
◆13日ごろから本当にニュースが無いんです。
私はいつも情報を追いかける仕事をしているのですが、国内の政治・経済・社会に関しては、
どうしてもここで論じたい、というほどのニュースがありません。
お盆が終わった週明けから忙しくなるでしょうが、私は来週休暇を取ります。
つまり、年に一度、リラックス出来るときですので、そうさせていただきます。
18日、19日は旅行に行くので休載します。
◆【音楽】オリンピック:東京オリンピックファンファーレ、オリンピックマーチ
アクセス解析を見ると、オリンピック開催中の所為でしょうか、「東京オリンピックファンファーレ」で検索してくる人が実に多い。
これは、若い人が聴いたことがないのと、当時を覚えている年代の方が、懐かしくて、もう一度聴きたい、と言うことでしょうか。
東京オリンピックファンファーレです。陸上自衛隊中央音楽隊。
ダウンロード FanfareofTheTokyoOlympic.mp3 (580.3K)
今聴いても、良いですね。次に東京オリンピックの開会式で演奏された、「オリンピック・マーチ」
ダウンロード OlympicMarch.mp3 (5270.9K)
1964年10月10日、快晴の国立競技場で演奏されました。日本人は皆、胸が熱くなったことでしょう。
これらは、スポーツ・マーチ・ベストで聴けます。
◆【音楽】イーストマン・ウィンド・アンサンブルによる「サーカス・マーチ」
次は、アメリカのイーストマン音楽学院という音楽学校の生徒による吹奏楽です。
イーストマン・ウィンド・アンサンブル。指揮は吹奏楽界の伝説、フレデリック・フェネルという人です。
これは、サーカス・マーチ集なんですが、決してバカには出来ません。大変優れた技術と合奏能力を披露してくれます。
音質良いですけど、私が生まれる前、1950年代の録音なんですよ。
まず、invictus(インヴィクタス)という曲。意味不明。英辞郎 on the Webで引いても乗っていない。
とにかくどうぞ。堂々たるトロンボーンの音。クラリネットの細かい動きがピタリと合って見事。
ダウンロード Invictus.mp3 (1911.0K)
キビキビしていて、気持ち良い。実に見事。
サーカスマーチとはいえ、決して汚い音は出さない。無闇に吹きまくらない。互いに聴き合ってますね。
次。鞭と拍車(Whip And Spur)。
ダウンロード WhipandSpur.mp3 (1571.8K)
短いけど、印象的です。
イーストマンの最後。サーカスの蜂(The Circus Bee)。はじめは、コルネットが見事にパラパラ吹きますが、その後のトロンボーン。
見事なスライド・アクションが目に浮かぶようです。
ダウンロード TheCircusBee.mp3 (2345.7K)
はい、イーストマンのこれらの演奏は、Screamersで聴けます。
◆【音楽】暫くずっと我慢して載せなかった、ジャーマン・ブラス。
ジャーマン・ブラスと言ったら、これですね。バッハがヴィヴァルディのヴァイオリン・ソロコンチェルトを
チェンバロ独奏用に編曲したBWV972。それをジャーマン・ブラスのトランペット奏者、マティアス・ヘフス氏が編曲したもの。
第一楽章です。
ダウンロード BWV9721st.mp3 (1972.3K)
最後の高いピッコロトランペット。あれがマティアス・ヘフス氏です。見事。
第二楽章です。
ダウンロード ConcertoBWV972Second.mp3 (3670.5K)
これ、DVD見るとびっくりします。主旋律、最初トランペットでそのあとをトロンボーンが引き継ぎますが、「バルブ・トロンボーン」なの。
スライドが付いてない、トランペットみたいなピストン・バルブのトロンボーンなのです。どうしてその楽器で吹くのか分からない・・・。
第三楽章です。マティアス・ヘフス氏の腕が鳴ります。
ダウンロード ConcertoBWV972Third.mp3 (1886.8K)
素晴らしい作品と編曲と演奏です。なかなかこうはいかない。これは、出来たらDVDでジャーマン・ブラス・ゴーズ・バッハ
を見て、聴いていただきたい。バッハが本当にそこにいたライプツィッヒのセント・トーマス教会で演奏してるんです。
DVD高い、と言う方は、ほぼ同じ曲が収録された、Bach In Brassをお薦めします。
さて、今の演奏をしたのと同じ団体=ジャーマン・ブラスが、ベスト・オブ・ジャーマン・ブラス「エッセンシャル」では後半で、
ラテン・ミュージック、ディキシーランド、ラグタイム、などを吹いてます。すごく楽しい。
その中から、バーボン・ストリート・パレードを聴いて下さい。
ダウンロード 13BourbonStreetParade.mp3 (3463.9K)
楽しいでしょ?こういうのが沢山収録されてますよ。
ジャーマン・ブラスの謂わば首席トランペット奏者兼編曲者のマティアス・ヘフス氏は、非常に卓越したトランペット奏者だと思います。
高度な技術と品の良い音楽性を兼ね備えた音楽家です。
このヘフス氏、ソロ・アルバムを出しました。Trumpet Acrobaticsです。とにかく上手い。
ヴァイオリンの神様、ヤシャ・ハイフェッツの十八番だった、「ホラ・スタッカート」をラッパで吹いています。
まあ、聴いて下さい。
ダウンロード HofsHoraStaccato.mp3 (1675.4K)
この曲をトランペットでこれほどまでに吹いたのは、旧ソ連の故・チモフェイ・ドクシツェル以来、知りません。
◆【音楽】ラベック姉妹によるラグタイム集
ラグタイムというのは、ジャズの最も原初的な形態で、即興の余地はない、とされていますが、暢気で愉快です。
本来即興(アドリブ)は無いのですが、ラベック姉妹ってのは、無茶苦茶上手い。パリ音楽院を一等賞で卒業してます。
姉妹とも。ベルリン・フィルがモーツァルトの二台のピアノの為の協奏曲を演るときにソリストに呼ばれてますし、
数年前、ベルリン・フィルの野外コンサート、ヴァルトヴューネにもソリストで呼ばれてました。
ベルリンフィルのソリストに「呼ばれる」というだけで、超一流の証です。
そのラベック姉妹がラグタイムばかり録れたCD、ラグタイム・ミュージック集はお薦め。
目の回るようなテクニック。
まず、"The Entertainer"。映画「スティング」で使われましたね。
ダウンロード TheEntertainer.mp3 (3044.0K)
ちょっと、びっくりしますでしょ?
もう一曲。メイプルリーフ・ラグ(Maple leaf rag)
ダウンロード MapleLeafRag.mp3 (2525.6K)
はい。ジャズでも何でも、クラシックの基礎から勉強していないとこれほど上手くは弾けません。
◆【音楽】最後はオーケストラ。「管弦楽のためのラプソディ」
この曲は、1960年にN響が世界一周演奏旅行を行ったときにアンコール用に、演奏旅行の指揮者であり、
作曲家でもある外山雄三氏が、書かれた曲です。因みに世界一周のもう一人の指揮者は、故・岩城宏之さんでした。
ダウンロード RapsodyforOrchestra.mp3 (6748.6K)
これは、Naxosで都響が録れた演奏でして、日本管弦楽名曲集。
ナクソスはご承知のとおり香港が本社で、日本へ「輸入している」わけですね。
ですからCDジャケットに中国語特有の文字が使われていますが、演奏は、都響です。
私が若い頃、NHKホールで岩城さんがN響でこの曲演奏したことがあったんですけど、
すごかったですねー。オーケストラの皆さんがノリにのって大変な熱演でした。
やたらと盛りだくさんと言われそうですが、まあ、天下国家を論じないんですから、
これぐらい載せないと駄目でしょう。良かったらエンピツに投票して下さい。
それでは、もう、皆さんお休みでしょうが、お休みなさい。
【読者の皆様にお願い】
是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2007年08月16日(木) 「足切断気付かず2キロ走行 浜松」←人体の神秘。
2006年08月16日(水) 「<靖国参拝>平和国家として歩んできた道と評価…英タイムズ」←評価している新聞ばかりではない。
2005年08月16日(火) 郵政民営化の是非を問う選挙なんて、バカな選挙があるか。自衛隊はいつまでイラクに置いておくのだ。
2004年08月16日(月) 「4―6月期GDP、実質年率1.7%成長」 名目GDPはマイナスだぞ。 小泉・竹中、責任取れ。
2003年08月16日(土) 「 アメリカと日本は150年もの間、素晴らしい同盟関係を結んでいます。」(ジョージ・ブッシュ)