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JIROの独断的日記
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2007年08月16日(木) 「足切断気付かず2キロ走行 浜松」←人体の神秘。

◆記事:足切断気付かず2キロ走行 浜松の国道でバイクの男性(08/14 17:40)(共同通信)

浜松市の国道で13日朝、バイクの男性が中央分離帯に接触し右足を切断しながら、

気付かずに約2キロ走行していたことが14日、分かった。

浜松中央署によると、13日午前6時半ごろ、浜松市西区篠原町の国道1号浜名バイパス下り線で、

大型バイクを運転していた同市南区の会社員長田一雄さん(54)が緩い左カーブで中央分離帯に接触、右足をひざ下から切断した。

長田さんは転倒せず走行、約2キロ先のインターチェンジ付近で足がないことに気付いた。

長田さんは仲間約10人で岐阜県へツーリング中だった。

同署は、接触による痛みが強くて長田さんが足の切断に気付かなかったとみている。


◆コメント:足を切断して「気付かない」?

このニュースを読んでから、何人かの(整形外科ではない)医師に、こんなことが、あり得るのか、を訊いてみました。

厳密に言うと、「あり得るのか?」は愚問です。

実際に「あった」のですから。

私の訊きたかったことは、足を切断すれば、もの凄い激痛が走るはずでしょう。

激痛を感じない、神経が死んだような足だったら、壊死しているということですから、

そもそも、オートバイに乗るどころか、立つことも出来ないはずです。

「健康な」足が切断され、痛みを感じたが、切断には気が付かないなんてことが、医学的に説明が付くかどうか、訊いてみました。

皆さん、首をかしげていました。「医学的にどのように説明が付くのか、分からない」と。

分からないでしょうね。こんな話は未だかつて聞いたことがない。

皮肉でも何でもなく、分からないことを分からないと言えるのは、科学者として、立派です。

ノーベル物理学賞受賞者、小柴先生が講義で仰っています。(ココログはこちらです)

沢山のことを知っているのが立派な学者ではない。分からないことがこんなにあるんだぞ、ということを痛感しているのが立派な学者なのだ」と。

話が逸れましたけれど、それにしても人間の身体とは不思議なものですね。

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