JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事1:昨年の米兵死者、過去最悪の899人=イラク(1月2日9時0分配信 時事通信) 【ワシントン1日時事】米CNNテレビは1日までに、昨年1年間のイラクでの米兵死者数が少なくとも計899人に上ったと報じた。 ◆記事2:イラク駐留米兵の年間死者853人に、開戦以来最悪 (2007年11月7日10時50分 読売新聞) 【ワシントン=宮崎健雄】ロイター通信によると、イラク駐留米軍は5日、路上爆弾などの攻撃を受け、米兵7人が死亡した。 ◆記事3:戦没米兵は「犬死にさせぬ」=イラク戦の意義強調−ブッシュ大統領 (時事通信)(2007/11/12-09:57 ) 【ワシントン11日時事】ブッシュ米大統領は11日、ベテランズデー(退役軍人の日)に合わせてテキサス州の退役軍人会が主催したイラク戦没米兵の追悼集会に参加し、 ◆記事4:前FRB議長:イラク戦争「石油が目的」と政権批判 (2007年9月18日 共同通信) 国際金融市場に絶大な影響力を振るったグリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長が17日発売の回顧録で ◆資料:2003年3月20日付「小泉内閣メールマガジン」、[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]「イラク問題に対する日本政府の方針」より冒頭部抜粋 ● イラク問題に対する日本政府の方針 小泉純一郎です。 先週に続いて、イラク問題についての政府の立場をご説明して、皆さんの ご理解とご協力を得たいと思います。 18日、ブッシュ大統領はテレビで演説し、48時間以内にフセイン政権 が自ら平和の道を選ばなければ武力行使に訴えざるを得ないと通告しました。 私は、18日の午後、官邸で会見して、ブッシュ大統領の苦渋に満ちた決 断を支持することを皆さんに明らかにしました。 日本は、今まで国際協調の下に平和的解決を目指して日本独自の外交努力 を続けてまいりました。ブッシュ大統領に対しては、直接あるいは電話で、 国際協調を得られるようにすることが大事だと重ねて強調してきました。 ブッシュ大統領は今まで国際協調に向けて懸命の努力を続けてきたと思い ます。ほかの国々もそうです。しかし、結局、今回国連安保理が一致結束し て対応できなかったことは大変残念です。 戦争か平和かと問われればだれでも平和と答えるでしょう。私もそうです。 しかし、問題は、大量破壊兵器を保有するイラクの脅威に私たちがどう対峙 するかです。イラクは12年間、国連の決議を無視し、大量破壊兵器の破棄 をしてこなかったのです。 武力行使が始まると、犠牲者なしではすまされません。しかし、大量破壊 兵器、あるいは毒ガスなどの化学兵器、炭疽菌などの生物兵器が独裁者やテ ロリストによって使われたら、何万人あるいは何十万人という生命が脅かさ れます。フセイン政権がこれらの兵器を廃棄する意思がないことが明らかに なった以上、これを放置するわけにはいきません。このアメリカの決断を支 持する以外に解決の途はないと思います。これが、支持の理由です。(引用者注:以下、略)
ブッシュ大統領は、イラク戦争を始めた張本人であるから、何とかそれを正当化しようとすることは、古今政治家という種族の行動様式を見れば不思議は無い。 「実は、イラク戦争は石油目的で開始された」 ことを暴露した。それは、誰もが知っていながら、各国中枢部の人間は口にしなかったので、グリーンスパン証言の意味は大きい。 ブッシュ大統領の「私欲」の為に始めた戦争で命を落とした米兵は明らかに「犬死」である。いまさら、「犬死にはさせない」といくらブッシュがほざいても無駄だ。 そして、「イラク戦争は、石油目的であったから間違っている」のではない。 国際法上、違法なのである。 これに関して、何度も書くが、私はイラク戦争開戦前に指摘した。 この考え方は今でも変化していない。 それを読めばお分かり頂けるが、「資料」として抜粋引用した、小泉純一郎前内閣総理大臣のイラク戦争支持の根拠は、根拠にならない。 大量破壊兵器の存在そのものがでっちあげであることが、今は、はっきりしているが、仮に2003年3月20日当時、イラクが大量破壊兵器を保有していたとしても、 米国の武力行使の違法性は阻却されない。 ◆イラクの一般市民の累計死者数を知っていますか?"Iraq Body Count"というサイトがある。 日本のマスコミは、アメリカのメディアを引用するばかりで、さらに、アメリカのメディアは「先月一ヶ月の米兵死者数」のみを伝え、 80,272〜87,683人 数える機関(NPOなど)が多数存在するので、これだけの開きが出てしまうのだが、要するに8万人以上である。 今なお、確たる理由の無いまま(テロ掃討とか称しているが)米軍が駐留しているが為に、死ななくて良いイラク人と米国兵士が死んでいる。 故・後藤田正晴氏は、 「これは、いくさ自体が間違っている」 と述べた(日本への遺言)が、全くその通りだ。 その間違った戦を正式に支持したまま、撤回しない日本政府・与党・自民党を支持するべきではない、と私は考えている。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2007年01月02日(火) 「アパート火災、2歳男児死亡=母がスノーボードで外出中−埼玉」←この子はどれ程寂しく、怖く、苦しかっただろう・・。
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