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2004年01月02日(金) |
「困っている人を助ける」ためにできること。 |
◆自分は何をしたか、考えた。
イラン地震は大惨事となり、日本からも自衛官の諸氏が、救援物資を送るなど精力的な活動をしていて、それは、大変立派な事である。
12月26日に「「自衛隊を派遣するのはイラクにいる困った人を助けるため」? パレスチナやアフガン難民は何故助けなかったの?」と書いた後、改めて考えてみると、私自身、困っている人のために出来る事があるはずなのに、していないではないか。と思った。
日本政府を批判しながら自分は何もしないのは卑怯である。そこで、ネットで検索したら、募金ならば、いろいろなことが、それも、特別に大きな金額でなくても(多い方が良いにきまっているが)出来る事が分かった。
あちこちのサイトに「クリックで救える命がある」というのがあるが、あれはシステムが今一つ納得できない。不正でも、悪いことでもないが、私の気持ちとしては、他人の為に何かをする、とは身銭(みぜに)を切ってこそ、意味がある。自分が汗水流して働いて稼いだカネを他人のために敢えて出すという、決意が伴わなければならない、と思った。
◆理屈をつけて、募金しないより、したほうが良いに決まっているじゃないか。
しばしば、「募金とはつまりカネであり、金さえ出せば、良いことをしたつもりになっている。それは、結局自己満足が目的であり、偽善だ」とかなんとか言って、自分は募金しないばかりか、他の活動もしないひとがいるが、それは、言い訳というものである。困っている人には実際にカネが必要である事は、ちょっと考えればわかることだ。四の五の言っている間にカネを出すほうが潔いように思う。
◆色々な団体・組織・Webサイト
私は募金勧誘員ではない。他の人に募金を強要する権利など勿論、無い。特に、自分で収入を得ていない学生さんなどは、無理をする必要はさらさら、ない。だから、直リンクを貼る事はしない。
ただし、この文章を読んで、関心をお持ちになる方もおられるだろうから、いままで見たこと、あるいは、自分が募金を実行したサイトを挙げてみる。ちょっと思い出しただけでも、「日本ユニセフ協会」、「国連難民高等弁務官事務所(前、国連難民高等弁務官は日本人の緒方貞子氏であることは周知のとおり。偉大な仕事をなさった)」。「国境なき医師団」、「藤原紀香アフガニスタン写真展」のサイト、そして、国内、海外のあらゆる困った人への募金を集めた「ぼきんやドットコム」(ここなど、100円から募金できる)。
決済方法は、郵便振込みから、カード決済(社会人にはこれが一番簡単なのだが、日本では意外に普及していない)、電子マネーを購入してネット上で決済する方法、コンビニ決済、といろいろ。郵便振替やコンビに決済は勿論、それぞれの場所に行かねばならないが、このパソコンの前で、キーボードを叩くだけでもできる募金は多い。
ちょっと大袈裟だが、こういうことを書く私の頭には、司馬遼太郎さんが生前、子供のために書かれた文章の一節が、浮かんでいる。
「世のために尽くした人の一生ほど、うつくしいものはない」
2003年01月02日(木) 1.初夢の行事 2.辛い正月