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2007年10月26日(金) |
国連環境計画:地球環境に最大級の警告…報告書まとめる |
◆国連環境計画:地球環境に最大級の警告…報告書まとめる
【ニューヨーク小倉孝保】国連環境計画(UNEP)は地球環境の変化や社会状況が人類に与える影響などについて調査した報告「地球環境概況4」をまとめた。
現在の地球環境への対応は十分ではなく、「このままでは人類の生存を脅かすかもしれない」とこれまでで最大級の警告をした。25日午前(日本時間26日未明)発表する。
報告は環境の現状について言及、気候変動や水産資源の減少、動植物の絶滅危惧(きぐ)種の増加などの難問に直面しているとの認識を示し
「人類の生存を脅かす」可能性を示した。
前回(02年)の「環境悪化が続けば人類への圧力になる」との表現から踏み込み、危機感をにじませた。
地球環境概況の発表は4回目。今回初めて、世界7地域すべてで気候変動が大きな影響を与えていると指摘した。
アフリカでは土壌の砂漠化が進み、1人当たりの農業生産は81年に比べ12%低下。
また、アジア太平洋地域では、自動車需要の増加により大気汚染が拡大するとともに、
世界の使用済み電化製品の90%が中国やインドなどで投棄されている問題を課題に挙げた。
また、環境の悪化を示すデータも提示。地球の平均温度は1906年に比べ0.74度上昇。今世紀の間に1.8〜4度上昇するとみられる。
特に北極の気温上昇は他の地域に比べ2倍になっているという。
また、大気汚染のため毎年200万人以上が死亡していると考えられるほか、絶滅の危機にひんする動植物も増え、
両生類では30%以上、哺乳(ほにゅう)類は23%、鳥類の12%が危機にあるという。
一方、将来の取り組みについて報告は「我々の将来は、現在の行動にかかっている」とし、
各国政府や国際組織が個別に取り組みがちな環境対策を、総合的に働かせるためのシステム作りを急ぐことが重要だとした。
同報告は87年から継続的に環境変化を調査した国連で最も包括的な環境報告。今回、世界で約390人の専門家が参加した。
◆4年前から国連環境計画の「地球環境概況」を紹介してきました。
記事に載っているUNEP(国連環境計画))と、地球環境概況について、私は何度も書きました。
特にUNEPが1999年に発表した「地球環境概況2000」(日本語訳)の最後、概況と提言や、前後しますが主要な環境の動向を読み、温暖化対策の現状を見れば、
今回、UNEPがGEO-4(地球環境概況4)上で発した警告が発せられるのは時間の問題でした。
結果論ではありません。
ウソだと思う方は、エンピツの方が検索しやすいので、地球環境概況で検索した結果、国連環境計画で検索した結果、地球温暖化で検索した結果をご覧下さい。
地球環境概況2000は8年も前に、
地球温暖化を防ぐのは恐らく既に手遅れ(概況と提言)
もし、現在の消費傾向が続くならば、2025年には地球上の3人に2人が水問題に直面することになる。 (主要な環境の動向)
これで、十分人類の存亡に関わっているとおもいます。
地球温暖化により、大陸内部の氷河が溶けています。氷河は非常に巨大な氷ですから、貴重な淡水資源です。
この水がなければ、中国で作物が穫れません、
また、温暖化に伴う気候変動による、大雨、洪水などで、農作物(を作る人々)が壊滅的打撃を受けている。
いいですか。2025年には人類の3分の2が水問題に直面する、という予想があります。当たるかどうか分かりませんが、
人間、水と食料が足りなくなったら。云うまでもないですね。
だから、今日の「地球環境概況4」の表現で驚いている人は、今まで関心がなさ過ぎたのです。
地球温暖化のことを「本当に進行しているのかわからない」とか「CO2が温暖化の原因であることも証明されていない」
など、色々屁理屈を言う人がいましたが、流石に最近はすこしは考えが変わったのではないでしょうか。
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