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2003年10月26日(日) |
「4歳児暴行死、高校生逮捕−母親「事故」とうそ・名古屋」幼児を虐待した者は死刑又は無期懲役に処すべきである。 |
◆記事:4歳児暴行死、高校生逮捕=「気に入らない」と虐待−母親「事故」とうそ・名古屋
交際している女性の4歳の長男に暴行を加えて死亡させたとして、愛知県警昭和署は21日、名古屋市瑞穂区の県立高校3年の男子生徒(18)を傷害致死容疑で逮捕した。また、生徒をかばおうと虚偽の供述をしたとして、男児の母親で飲食店従業員の森島彩容疑者(27)=同市昭和区広路本町=も犯人隠避の疑いで逮捕した。
調べによると、生徒は19日午前7時ごろ、森島容疑者の自宅で、同容疑者の長男で保育園児の勇樹ちゃん(4つ)の脇腹を数回けるなど暴行を加え、午後4時ごろ、出血性ショックで死亡させた疑い。同容疑者は警察官に「(勇樹ちゃんは)台から落ちた」とうその供述をした疑い。
生徒は昨年春、アルバイト先の飲食店で森島容疑者と知り合い、今年7月から交際していた。生徒は調べに対し、容疑を認めて「(勇樹ちゃんが)日ごろから気に入らなかった」と供述。同容疑者は「(暴行を)止める間がなかった。(事実を隠したのは生徒が)捕まると会えなくなると思った」と供述しているという。勇樹ちゃんの体にはあざがあり、同署は生徒が日ごろから勇樹ちゃんに虐待を加えていたとみて、詳しく調べている。(時事通信)
◆所感:幼児を虐待した者は死刑又は無期懲役に処すべきである
人間が他の人間に対して暴力を振るう場合、多くは自分よりも力の弱そうな相手を対象として選ぶわけであるが、よりによって、幼児をその対象とする奴は許せない。子供は抵抗することもできず、まだ知恵がないから、逃げる方法も分からない。物凄い恐怖に耐えているわけで、そのような子供が今この瞬間にも、同じ地球上にいるかと思うと、怒りに身が震える。
幼児虐待をする者は自ら虐待されたことがある場合が多いという。その点では気の毒だが、だからといって、放っておくわけにはいかぬ。カウンセリングによって、「虐待の連鎖」を断ち切ることも可能だという。しかし、自ら連鎖を断ち切ろうとせずに、子供を虐待死させるなどという行為に及ぶのなら、止むを得ない。外部の力で、その鎖を切るしかない。即ち死刑により、消えてもらうか、無期懲役により、社会から隔離するしかない。
世間も無関心すぎる。
営利目的の幼児誘拐事件が発生したら、警察もマスコミも血相を変える。世間も注目する。それは、いうまでもなく、人質の生命が危ういからである。
幼児虐待が行われている場合も、子供の生命が危険に晒されているという点では、営利誘拐と事態の深刻さは同一なのである。それなのに、警察もマスコミも子供が殺されてから、のろのろと動き出す。
何故か?誘拐事件を解決すれば、あるいはスクープすれば、警察官や新聞記者にとっては大きな「手柄」になる。しかし、家庭で虐待されている幼児を保護したところで、あるいはそれを報道したところで、刑事は警視総監賞を取れないし、新聞記者も社長賞を取れない。だから、真剣に考えない。
そういう世の中は間違っている。
母親と、その「愛人」の高校生の男に暴行を加えられて、亡くなった4歳の男の子のニュースを聞き、その子のあまりにも可哀想な短い生涯のことを考え、いたたまれない気持ちになった。世の中は、何故、これほど理不尽なのだろうか。
2002年10月26日(土) 不見識な日本のマスコミ。 一晩たったが怒りが収まらない。