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2007年07月19日(木) |
圧倒的に美しく、優しいトランペット演奏のCDを薦めます。「ラッパなど興味がない」方にこそ聴いて頂きたい。 |
◆とにかく聴いて下さい。皆、せいぜい3〜4分の曲です。
これほど美しい音楽と演奏には、説明はあまり要らないと思うので、まず、お聴き下さい。
全てオルガン伴奏によるトランペットです。
ヘンデルの「オン・ブラ・マイ・フ」です。
ダウンロード OnbramaifubyTrp.mp3 (2779.3K)
バッハのチェンバロ協奏曲、BWV 1056の第二楽章。通称「バッハのアリオーソ」です。
ダウンロード BWV1056byTrp.mp3 (2596.5K)
18世紀、ドイツ人ですがフランスに帰化した、ジョヴァンニ・パウロ・マルティーニという人の最も有名な歌、「愛の喜び」です。
ダウンロード JoyofLoveMartini.mp3 (3880.5K)
お聴きの通り、トランペットにありがちな、刺激的な音が全くありません。
◆これほど柔らかく、温かく、豊かなトランペットの響きを私は知りません。
これは、ヨーロッパ屈指の名門、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団首席トランペット奏者、
ミロスラフ・ケイマルという人が静かな曲ばかりを集めたGLORIA-トランペット名曲集
というCDです。
ケイマル氏の演奏を聴いて、何よりも驚くのは、その美しい音色です。
高音になっても、決して音が金属的になりません。
常に柔らかい。トランペットに似たコルネットとかフリューゲル・ホーンという、柔らかい音色の楽器がありますが、
それらを吹いているのでは?と錯覚するほどです。これほど美しいトランペットの音色は初めてです。
そして、選曲。21曲、テンポが遅い、静かな曲ばかりです。
静かな曲ばかり21曲も聴いたら、普通飽きます。それを飽きさせないように演奏する自信があったから、録れたのでしょう。
速い曲を吹けば、素人は「速い」というだけで感心します。ハッタリを利かすのには、良いけれど、
ある音楽家の音楽性=音楽的・芸術的素養は、テンポが遅い曲を演奏したときに、最も明らかになります。
もちろん、プロの音楽家ならば、速い曲、フレーズをつっかえずに間違えないで弾けなければいけませんが、
ただ、「速く弾ける・吹ける」(「指が回る」などといいます)のは、「器用さ」であって、音楽性が伴って、
初めて本当の(広義の)「テクニック」がある、と言えるのです。
このケイマルというトランペット奏者は「音楽性」がバレるような、テンポの緩い曲ばかり録れたのです。
「自信があったから、録れたのでしょう」とは、そういう意味です。
知ったかぶりはこのへんにします。
とにかく、美しい。
実に芸術的なトランペット演奏を、このCDで、聴くことが出来ます。
私は、このCDを「ラッパなど、興味がない」という方にこそ、聴いて頂きたい、と思います。
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