昨日の『ア・ラ・カルト』観劇前にひとりで出かけた舞台があります。それがユーミンソング・ミュージカル『ガールフレンズ』(銀座 博品館劇場)で、かつてユーミンファンだった私は必ず行こうと思っていた舞台です。そしてキャストは朋ちゃんではなくてもちろん堀内敬子さんです(^^)「台詞を一切使わずにユーミンのナンバーだけで綴るミュージカル」のガールフレンズ。ミュージカルとありますが、どちらかというと「ユーミンの曲を別の歌手が歌うトリビュートコンサート、ストーリー付」的な雰囲気だったかな、バンドもダンサーさんもいたし。だから「ミュージカルだ!」と思って出かけると少々あれ?と感じてしまうかもしれません。1、2幕合わせて使われるユーミンの楽曲は30数曲。その楽曲の歌詞だけで二人の女性の学生時代から30代までの友情や恋愛を綴っています。冬のスキー場,夏の海,ドライブ,彼との別れ,OL時代,結婚・・・これらの風景が全て曲だけで表現される(もちろんセットや演技はあります)ってすごいですよね。使用曲は70〜80年代の曲が多いのに今の舞台に合うなんてユーミンはやはり偉大かも。私はアルバムをだいぶ持っているので知っている曲も多いのですが、そうでなくても「どこかで聞いたかも」とか、感情移入出来そうな曲満載です。(ちなみに歌詞はスクリーンに表示されます)またユーミンファンにとっては「この曲をこの使い方で持ってくるとは!」という楽しみもあります。さらに私はイントロクイズしてました(笑)大好きな曲、そして素敵な場面はたくさんありましたが、その中でも一幕最後「青いエアメイル」「サンド・キャッスル」、そして「ガールフレンズ」の流れでは思わず涙が・・・。大好きな3曲だったこともあって思いっきり舞台に入り込んでしまっていたようです(^^;お目当ての敬子さんは本当に可愛らしくそして素晴らしい歌声でした。劇団四季退団後の舞台はほとんど観ていないので(多分コゼットだけ)、等身大の女性を演じる新鮮さや「こんな歌い方もするんだ!」という驚きも大きかったです。演じながらご自身のユーミンの曲にまつわる思い出を思い浮かべているのかもしれませんね。敬子さんファンにとっては衣装七変化も楽しめる舞台です。共演の池田有希子さんも素敵な方ですね。姐御な雰囲気&対照的な可愛らしい雰囲気の出し方に歌声も素敵で一度でファンになりました。今回の舞台は上記のようなストーリーでこの楽曲になりましたが、同じストーリーでも別の曲を思い浮かべる人もいるでしょうし、また恋愛だけに焦点を当てれば違う楽曲にスポットが当たり、別のユーミンソング・ミュージカルが出来ることでしょう。「きっと誰もが自分だけのユーミンソング・ミュージカルが作れるはず」、そんなことを思ったガールフレンズでした(きれいにまとまった!・笑)