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■ 岡本理論に酔う
昨日の反省会でのお酒は,あまり残らず助かった。 午前中は,岡本光司先生のお宅での勉強会のための資料づくり。 ipadを使った四角形の授業展開を, 板書と撮影したいくつかの振り返りカードで綴っていく。 なかなかうれしい言葉がある一方, 細かいステップを踏む授業の限界も感じる。 時間がなく,やれることは限られているが, こういう機会があるから形にできることに感謝。 この授業を通して,何が明らかになったのかという 大事な考察(論)までは手が届かないが,それでも, こうしてまとめていくことで,見えてくるものがある。
最近あまり元気がない上の息子とも,少しだけ話をする。 自分自身も,高2の時は,まったく先が見えていなかった。 特に数学については,どうしていいのか全く迷っていた。 時間だけは費やしていたが,それでいいとは思えなかった。 そんな昔の自分を話してみた。
資料印刷にも時間がかかり,少しだけ遅刻して岡本先生宅へ。 相変わらず,土屋先生の授業は岡本理論を形にしており, なんとも筋が通っている。 主張したいことが明確で,うらやましい限り。 悩んで,ぐるぐる回っている自分が浮き彫りになる。
この日,特に明確になったのは, 岡本先生の授業を支える6つの項目。(視点?) 基本理念が中央に位置し,おそらく, ・生徒の学習 ・授業構成・展開 ・教材の選定・提示 ・教師の指導 ・学習規範の設定 ・学力の共通認識 の6項目が周りに位置する。 これをもとに授業を語ると,自然と, やりたいこととやっていることが見えてくるようだ。
今の自分の授業は大きく二分されることが見えててきた。 全員が習得すべき教科書的なものと, 全員が分からなくてもいいから, 数学的にドキドキする,生徒の問いを軸とした部分。
また,同時に明らかになってきたのは, 生徒を主役と言いながら,集団でのやり取りの中では, 自分が生徒の話に対応し,自分が価値づけてしまうので, 結局は,そのやり取りを聴いている多くの生徒は, 教師のリアクションを見ている構図になっていること。 生徒同士で解決する雰囲気ではなく, 教師が何とかしてくれるのを待っている状態だということ。 これでは,せっかくのコの字型座席も,意味をなさない。
自分が理想とする授業について,もう一度考え直していきたい。
2010年12月23日(木) 大学での授業 2009年12月23日(水) 積み上げてきたもの 2007年12月23日(日) 当たり前ではないことに 2006年12月23日(土) 第4回GC活用研究会 2005年12月23日(金) 表情から 2004年12月23日(木) 親の思うようには 2003年12月23日(火) 無限のバリエーション
2011年12月23日(金)
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