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re-invention



 バランスの中で価値は決まる

今日もまた,今まで参加したことのない県の情報部会へ参加。
なかなか興味深い。
企業の出展が多数あるのは,この部会ならではのものだろう。
女性が少ないせいか,掲示物も会場レイアウトも,
昨日に比べるとかなりシンプルな感じ。
主催者挨拶での「携帯電話によって失われた文化」はなるほど。
知っている人としか話ができない。
だから,知らない人に対してのやりとりができない。
今どきの生徒の現状を映し出す。

講演での電子黒板を使っての授業の紹介は,
とりたてて新しさは無い。定番化していると言うことなのだろう。
デジものと紙や黒板との使い分けについて,
そろそろ踏み込んだ提言があってもいいのではないかと思う。
全てをこれでやろうというのは,やはり無理がある。
それぞれの利点をきちんと使い分けて示すことが,
かえって普及につながるのではないか。
また,2015年の教室デザインのイメージ画は,
どうしてそれで協動的な学習になるのか?
推進する側(誰?)は踊らそうとしているのだろうけれど,
それではとうてい踊れない。

地図帳が教科書と別冊なのは,
教科書を開きつつ調べられることに意味があるから。
辞書だってそうだ。
教科書の後に単語一覧が付いていればからいいのではない。
教科書と同時に開けることに意味がある。
デジタルものも,辞書や地図帳のような使い勝手でいいのではないか。
全てをそれで対応しようとしてはダメだ。
記録すること,ノートについても,まだまだ紙の方がいいのだろう。
タッチパッドでできることは,おおざっぱなことだ。
とても紙のノートの緻密さにはかなわない。
ノート術を身につければ手軽に使える。
軽い,捨てられる,時系列に並べられている。
つまりは変化に対応できる。
手帳が,今だに存在するのと似ている。
自分も,以前は電子辞書的なものを使っていたが,
ここ数年は百均で買った手帳を使っている。
自分にとっては,
何度も何年も検索するほど,繰り返す情報ではないということだ。
毎年購入し,必要な情報は新しい手帳に書き写している。
これは,必要でない情報を処理していることでもある。
携帯電話にアドレスが入るようになったことが大きいのかもしれない。
他の物とのバランスの中で,その物の存在価値が変わってくる。

残念ながら,欲しかった情報は手に入らない。
というよりも,これでいいのかと思うような,
本県の実態が見えて・・・・。

2010年08月10日(火) やり遂げることの
2009年08月10日(月) 挫けない気持ちを
2008年08月10日(日) 再び東京へ
2007年08月10日(金) ここまで読んでくれて
2006年08月10日(木) 分かるだけでは足りない
2005年08月10日(水) 市教課研夏季研
2004年08月10日(火) T^3Japan年会1日目


2011年08月10日(水)
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