えあですこんにちは。 母入院日記その9。 初日はこちらから。
昨日、妹から聞いたことというか、聞かなかったことというかがどうしても気になってしまったので、私は母の病院に行ってみることにしました。 有給休暇をこれで使い果たすことになってしまいますが、今年度はあと1週間だけですから、別に問題はないでしょう。
今日は思いっきり平日ですので、私の顔を見るなり母は、 「あれ、あんた何しに来たの?」 と当然言ってきましたが、馬鹿正直に心配だったから来た、と言うのも病人をむやみに不安にさせるような気がしましたので、有給がまだ余ってるから休んじゃった、と言っておきました。
気になっていた検査結果ですが、どうやら母も本当に聞いていないようでした。理由は先生の都合とのこと。 今日も何かあるなら聞いていてもよさそうな時間帯ではありましたが、まだ特に何も言われていないそうでした。
そうですか…… 気にはなりはしますが、それならそれで、仕方ありません。
もし…… 本当にもし、ですよ? あまり望ましくない結果を母が一人で聞かされていたのだとしたら、一人でいるのは嫌だろうなあ……と。 そういうことも思いまして病院へ行ったというのもありますので、そうではないのだったら、まだ気は楽です。
ところでこの日病室にきてみますと、ベッドの場所が変わっていました。 ひとつ隣に移って、一番窓際の席になっています。 どうやら、窓際のベッドが空いたとのことで、試しに「窓際に行きたいな〜」と言ってみたら、本当にプチ引越しさせてくれたそうでした。 何でも言ってみるものですね。
窓際のベッドは明るく、また4階なので眺めもいいです。東京タワーは見えません。 窓から病院前の道路を見下ろすと、いくつかのお店やさんが見えました。 「あのお店、夜見るとネオンのセンス悪いのよ〜」 と母が言うお店は和菓子屋さんでした。 和菓子屋だって悪趣味にネオンを光らせて自己主張したって別にいいじゃないかと思いますがどうでしょう。
今日は妹は一日バイトであったようで、見舞いには来ませんでした。弟も父も暇があれば来ているようですが、この日は誰も来ませんでした。 面会時間の始まりが遅かったのでお昼は一人で食べてしまいましたが、おやつは母の備蓄をあさって食べて、夜ご飯も売店で買って病院の夕ご飯の時間に一緒に食べて帰りました。
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