白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2014年09月09日(火) 贅沢な生活。

昨夜、娘を寝かせて一息ついた頃。携帯に元職場の上司から電話がかかってきた。

私が仕事を辞めたのはかれこれ7年前のこと。娘の妊娠がキッカケだった。仲の良かった同僚とは付き合いがあるものの、上司と話をするのは退職以来のこと。声を聞いてすぐに分かったけれど、吃驚したのは言うまでもない。

元上司の用件は「そろそろ職場復帰しない?」って話だった。

娘がイヤイヤ期で育児に行き詰っていた頃、育児から逃げ出してくて1度だけ職場復帰をしようかと考えた事がある。しかし「やっぱり娘と向き合っていこう」と決意してから、職場復帰は考えていない。外に出て働くのは嫌いじゃないけれど、娘が私を必要としてくれているうちは一緒にいようと決めたのだ。

退職して7年も経つオバちゃんにまで声をかけなければならないほど、人手不足が深刻とのこと。「何時間だったら来てくれる?」と聞かれたので「通勤に時間がかかりますし、午後2時までしか無理です」と答えたら、「そっか……残念だなぁ。でも、気が変わったらいつでも電話して!待ってるから!」と諦めきれない様子だった。

正直ちょっぴり嬉しかった。

お金の事だけ言えば嬉しいお誘いではあった。。私がフルタイムに近いレベルで働けば、我が家の収入はグッとアップする。今ほど節約生活をしなくったって、ゆったり暮らしていけるだろう。それなりにお洒落して電車に乗っている自分の姿がチラリと頭をよぎった。

だけど、やっぱり無理なのだ。私は娘との楽しい時間を手放せない。夫の収入だけだと金銭的な贅沢は出来ないけれど「子育てしながらの専業主婦」って、実はものすごく贅沢な生活なのだと改めて思い知らされた。

夫にこの話を報告したら「まぁ……しかし、あれだ。色々思うとろこもあるだろうけど、もし俺が死んでも、白蓮さんが本気になれば、娘を育てながら生活出来るって事が証明されて良かったじゃないか」と言われた。

それにしても、そこまで人手不足になるほど景気が上がっているのだろうか? 今回は元職場の上司からのお誘いだったので、ちょっと心が揺らいだけれど、9月に入ってから昔登録していた派遣会社からもバンバン連絡が入ってくるので、登録停止しようかと思っていたところ。

それはそれとして。ちにりと心が揺らいだのも事実だけど、自分の行くべき道は決っているのだから、しっかり頑張っていかなくては。まずは目の前にある事をこなしていこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
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