土曜日は義母を交えて大阪府立大型自児童館ビッグバンに行ってきた。
朝から張り切ってお弁当作り。家族だけのお弁当なら、毎週のことなのでそれほど力も入らないのだけど、義母が食べるとなると少し気合が入る。義母は口うるさいタイプではないのだけれど、それでも嫁としての見えも少々。唐揚げだの卵焼きだの義母の好物を詰め込んだ。電車に揺られてビッグバンへ。義母とは現地で待ち合わせ。
ビッグバンは小学校の遠足の定番にもなっていて子ども達の人気スポット。1度だけ行ったことがあるのだけれど、その時は事情があってゆっくり出来なかったので、今回は朝イチで入場してゆっくり中を探索した。子ども達に人気だと聞いていたけれど「そりやぁ、楽しいに決まっているわ」と思えるような遊具や仕掛けが沢ギッシリ。娘は建物の4階から8階までをブチ抜いて作ったジャングルジム『遊具の塔』が気に入ったらしく、何度も往復して楽しんでいた。
お昼は休憩スペースでお弁当。いつもより気合を入れて作ったお弁当はとても美味しかった。お弁当を食べ終えた後、義母がこんな話をしてくれた。
自分はお弁当作りが大嫌いで苦痛で仕方がなかった。だから、出掛ける時は出来るだけ外食で済ませられるような場所に連れて行ってもらっていた。子どもが小さいうちは作っていたけれど、本当はお弁当作りは大嫌いで、だから白蓮さんに作ってもらえのは申し訳ない……
私はお弁当を作るのは苦痛じゃないので気を使わないで欲しいって事を義母に伝えた。夫は、子どもの頃や中高生の頃、当たり前のようにお弁当を作ってもらっていたので、義母がお弁当作りが苦痛だったって事を今まで知らなかったらしい。
義母の名誉のために書いておくけれど、義母は決して怠け者ではない。料理は好きじゃないんだなぁ…と薄々は感じていたけれど、身体を動かすのは好きなタイプで庭の手入れや野菜や果樹を育てるのは大得意だ。
義母は団塊の世代よりも少し上で物凄い田舎で育っている。高校を卒業後、看護学校を卒業しているのに、就職することなく親の勧めでお見合いをしてそのまま結婚している。義母が言うには「そうするものだと思っていた」とのこと。義母を見ていると義母は案外、仕事を持って働く方が向いてるタイプの人だったのかも知れないなぁ……と思う。義母の人生が不幸だったとか、そんな事を思っている訳ではないけれど、生まれる時代が違っていたら、義母はもっと自由に好きな事をする人生があったかのかも知れない。
人間は決して自分の思うように生きられる訳じゃない。たとえ恵まれた時代に生まれたとしても、人間って誰もがそれぞれの事情を抱えて生きている。結局のところ、自分の置かれた立場の中で懸命に生きるしかないのだけれど、ふと「もしも…」なんて事を思ってしまう時がある。義母の話を聞いて、ちょっとそんな事を考えてしまった。
それはそれとして土曜日は楽しい1日だった。義母とは月一ペースで合っているけれど、たまには気合の入ったお出掛けも良いものだ。機会があれば、また行きたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。