父の日の日曜日。娘は午前5時過ぎに目を覚ました。
前日は雨でショッピングセンターをウロウロしただけだったので、娘は体力が余っていたのだと思う。元気、余りすぎ。父の日だと言うのに朝早くから夫を叩き起すのは可哀想なので、5時半頃娘を連れてベッドを抜け出し階下へ降りた。
父の日と言っても娘の幼稚園では特に何もしないし参観など無い。なので朝食の後「今日は父の日なんだけどなぁ」と娘を誘導してみたら、娘は夫にお手紙を書くと言う。白い紙を渡したら娘は「おとうさん おしごと ありがとう」と書いた紙に可愛らしいシールを貼ってお手紙書いた。起きてきた夫は大喜び。娘が夫に手紙を渡すところをビデオに撮り、お手紙はクリアファイルに入れて壁に貼った。手紙を書いたのは娘だが、娘をプロデュースした私なのだけどね。
雨は上がっていたものの地面が濡れていいてアウトドアで遊べそうになかったのだけど、夫が「長居公園の植物園に紫陽花を見に行こう」と言うので、娘に長靴を履かせて長居公園の植物園へ出掛けた。雨上がりの植物園は緑が活き活きして美しかった。お目当ての紫陽花の他にも、花菖蒲や蓮や泰山木の花が丁度見頃で、ぶらぶら歩きをしたり、東屋で休憩したりして梅雨の晴れ間を楽しんだ。
植物園の帰りは来た時とは別のルートで、駒川中野商店街に寄り道して帰った。娘の麦わら帽子と、幼稚園の水遊びで使うサンダルを購入。親としてはすぐに小さくなってしまう上に夏の間しか使わないサンダルなんて、出来るだけ安いので済ませて欲しいのが本音ではあるのだけれど、娘は予算よりもちょっぴり高い物を選んだ。「こっちはどう?」と私が別のを勧めた時に娘が無言で「お母さん、それは無いわぁ。ちょっと趣味悪いわぁ」とでも言いたげな表情をしたのが印象的だった。娘の嗜好がどんどん女の子っぽくなってきている。でも、ここは娘の嗜好を尊重してなくては。大変だけど嬉しいことだ。
娘は自分で選んだサンダルが余程気に入ったらしく、帰宅してからずっと家の中でサンダルを履いていた(今日だけ家の中で履いて良いと約束の上で)。麦わら帽子にサンダルにと夏の準備が少しずつ整ってくる。
そんなこんなで父の日の日曜日も楽しく過ごすことが出来た。我が家は何かと言うとガッツリと身体を動かせるような場所にばかり遊びに行ってしまうのだけど、たまには緑の多いとろこをのんびり歩くのも良いものだ。出来ることなら来年も紫陽花の時期に訪れたいなぁ……なんて事を思いつつ今日の日記はこれにてオシマイ。
雨上がりの植物園はしっとりと風情がありました。