白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

目次過去未来

【検索からお越しの方へ】
日記内検索をご利用いただくか、読書関係のお探し物はHPへお越しくださいませ。
当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2007年06月18日(月) 父のいない父の日

昨日は父の日だったが私の父も夫の父も既に他界しているので、なんてことのない普通の日曜日だった。仕方が無いこととは言え少し淋しい。

「親孝行したい時には親はなし」なんて言葉があるけれど、私の場合はそこまで人間が出来ていないせいか、そんな風には思えない。父には彼が生きているうちに精一杯のことをしたと思っている。それに父は愛すべき人間ではあったけれども、それと同時に傍迷惑な人でもあったので「もし父が生きていたら……」と想像してみても「振り回されて大変だろうなぁ」なんて言葉しか続かない。もし、今も父が生きていたら、私はこんなにゆったりと暮らしてはいないだろうと思う。

父は困り者ではあったものの、子供好きの人だったので「自業自得で身体を壊して死んじゃったとは言うものの、孫の顔を見れなくて残念だったねぇ」とは思う。父は自分自身は家庭的な人ではなかったくせに、淋しん坊で「家族に囲まれている俺」が好きな人だった。長生きしていたら孫馬鹿爺さんになっていただろうと思う。

夫の父は夫が高校生の頃に他界しているので、私はまったく義父のことを知らないのだけど、義母が言うには「子煩悩な人だった」とのことだから、末息子に赤ん坊が出来ると知ったら、きっと喜んでくれただろうなぁ。

人の命の長さは誰にも分からないし、人の力でどうにか出来ることじゃない。(もちろん真摯に生きることは大切だけど) 早く死んでしまうのも仕方ないことではあるのだけれど、ふとした時に「ここの彼(彼女)がいないのは残念だなぁ」と思わずにはいられない。

夫には長生きして欲しいと思う。できるだけ沢山、子供とともに父の日を迎えられるように。やっぱり人は「生きていてこそ」だと思うので。

今日は天気が悪いせいか体調はいまひとつ。紙人形みたく湿度に弱い今日この頃。梅雨明けまで、じっと我慢だなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


目次過去未来


エンピツ投票ボタン(押していただけると励みになります)↑
My追加

yurarraをフォローしましょう

【同月同日の過去日記】
2006年06月18日(日) 扇風機を買う。
2005年06月18日(土) 無理っす
2004年06月18日(金) 美形って、いいなぁ。
2003年06月18日(水) 瓶入りの牛乳
2002年06月18日(火) 生きていくために必要なもの。

白蓮 |MAILHP