午後7時。娘を寝かせつけていて気が付いたら9時半を過ぎていた。どうやら自分でも知らぬ間に世界線を越えてしまったらしい。
なんだかグタグダな1日。娘は昨日のプールがよほど楽しかったらしく、今日もプールに行きたかったらしい。しかし2日続けて市民プールだなんてお財布も体力も両方無理。しかも土曜日は家族でプールに行く予定なので「昨日行ったし、明日も行くし3日も続けてプールだなんて無理よ」と説明すると「無理じゃないよ」と娘。
「それは無理」
自分の思い通りにならず娘はグズグズ。結局、午前中はグズグズした後、家で積み木などして過ごした。問題は午後。昼食後。気分をなおした娘は炎天下に外へ突撃。今日の大阪は昨日よりもずっと暑くて泣きたくなるような展開だった。子どもは親の思い通りにはならないものだけど、赤銅色に焼けた娘の首筋が恨めしい……そんな1日だった。
夕方、夕食の片づけを終えた頃に玄関のチャイムが鳴った。インターホン越しに「ちょっと、すいません。お聞きしたいんですけど」と女声。セールス等なら出ないのだけど、町内会の用事だと思い出て見たら男性で吃驚。ホスト風の若い男性(なぜか女声)で、金・プラチナ買い取店の人だった。もちろん丁寧にお引き取り願う。
最近、セールス等の戸別訪問が激増している。あれもまた仕事なのだと思えは気の毒に思うけれど、しかし付き合うつもりは毛頭ない。戸別訪問の人が訪ねてくるたびに「わざわざ家を訪ねてきて何か売りつけてくる人間は碌なものではない」との亡父の言葉が思い出される。
亡父は色々な意味で問題のある人だったけれど、こと商売に関しての姿勢は素晴らしかった。私は亡父から「本当に良いものは向こうから決してやって来ない。個別にまわって来るような話(ねずみ講含む)に手を出すな。儲け話、得する話は自分から求めていくものだ。第一、本当に良いものはわざわざ広めなくても広がっていく」と聞かされて大きくなった。子どもの頃は「そうかなぁ…」と半信半疑だったけれど、大人になった今なら真意を理解することが出来る。
戸別訪問がガンガンやってくるうちは、本当の意味で景気は回復していないのだなぁ……と、少し悲しくなる。彼らの話は実に胡散臭い。そして誰1人として幸せそうな人がいないのだ。彼らも好きであんな仕事をしている訳ではないのだろうなぁ。生きていくって大変なことだとつくづく思う。
それはさておき。バテばてながらも週末を迎えることが出来てホッっとしている。明日はプール。明後日は地元の夜店に出掛ける予定。夏を満喫する週末になると良いなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。