白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

目次過去未来

【検索からお越しの方へ】
日記内検索をご利用いただくか、読書関係のお探し物はHPへお越しくださいませ。
当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2010年12月14日(火) 鬱積した力。

今日は昨日の話の続きから。夫の実家のゴタゴタは一応平穏に収まったし、文章化してみれば大したことのないような話なのだけど、私はここ数年になく精神的にドッっと草臥れた。何が草臥れたかって「話を聞く」ってことに……だ。

義兄(&義兄の奥さん)と義姉の確執は20年という歴史がある。私も義姉が困った人であることは夫から聞かされていたけれど、なにぶん義姉とは2回しか会ったことが無いので、義姉に対して良い印象も悪い印象も持っていなかった。夫と結婚してもうすぐ5年になるけれど、義姉について私だけがニュートラルな状態を保っていた。だからこそ、愚痴の矛先になってしまって大変だったのだ。

長い年月をかけて鬱積した力って凄いなぁ……と、つくづく思った。

短期間にドッサリと愚痴を聞かされただけで、すっかり参ってしまった。人間って「聞いて欲しい。分かって欲しい」生き物なのだなぁ。話をすることで何かが改善される訳じゃないと分かっていても、話をするだけでも気持ちが楽になるのだから。そういう負の感情は溜め込むよりも誰かに話してしまった方がいい。正直、かなり草臥れたけれど、ささやかながら人の役に立てて良かったと思っている。

義母の対応も大変だった。私は義母と仲が良いせいか、義母は「白蓮さんは私の味方」と思っている節があり、何かにつけて困ることが多かった。昨日も書いたけれど「親の愛っ」て凄いと思う。義母は愛情豊かな人だとは思うけれど、ちょっと愛し方を間違っていたように思う。子を許し、甘やかすだけの「盲目の愛」は、時として周囲に不幸を招く。

そして。大変なことって、重なる時は重なるもので、夫の父方の伯父が亡くなった。

伯父には子供がおらず、奥さんは認知症で入院中なので、誰が葬儀をするかで昨日からてんやわんやだった。結局、夫の従兄と義兄とが表に立って密葬することに。明日は夫のみ密葬に出席する。私と娘も参列するべきなのだろうけれど、明日は娘の幼稚園説明会と物品購入の日。義母に相談すると「もう長いこと付き合いのない人だったし、密葬だから家族揃ってこなくても良いよ」とのこと。甘えさせてもらうことにした。

私はどちらかと言うと人好きの方だけれど、ドタバタ続きで「お腹いっぱい」になっている。ちょっと静かに過ごしたい。夫は今夜、夜間作業で帰宅が遅いとのこと。今夜は電話もメールもないだろうから、1人、本でも読んでゆっくり過ごしたいと思う。自分用に甘い物でも買っておけば良かったなぁ。何も無いのでお茶を入れて、みかんでも食べようかな……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


目次過去未来


エンピツ投票ボタン(押していただけると励みになります)↑
My追加

yurarraをフォローしましょう

【同月同日の過去日記】
2009年12月14日(月) 娘、野菜を切る。
2007年12月14日(金) ご近所からの助け
2006年12月14日(木) サンタガールズ
2005年12月14日(水) 養蜂家の娘さん
2003年12月14日(日) 鍋料理の周りに。
2001年12月14日(金) 「望み」を映す「鏡」について。

白蓮 |MAILHP