ここ数日、家族でほうれん草三昧。なぜなら我が家には今、ほうれん草が潤沢にストックされているのだ。
娘との散歩コースにある普通のお宅の玄関先に新聞紙に包まれたほうれん草の束が積み上げられていて「1束50円」と書かれてあり、その横にはお金を入れる瓶があった。即席の無人即売所のようだった。「Yちょっと見てごらん。ほうれん草が安いよ」と娘に話しかけると、ジャストタイミングでその家の人が出てこられた。「良かったら買ってくださいね。うちの畑のほうれん草です。市場に出す用じゃないから丈が短いけれど柔らかくて美味しいですよ」とのこと。せっかくなので戴いて帰った。
1束と言ってもスーパーのほうれん草の2束分くらいあったほうれん草は柔らかくてとても美味しい。野菜高騰のあおりを受けてほうれん草を買う回数が減っていたので本当にありがたい。ほうれん草って調理した時の存在感が半端無い。緑黄色野菜って、どうしてあんなに主張が強いのかなぁ。久しぶりに美味しいほうれん草に当たってホクホクしている。
ご近所の人と「朝の時間帯に観るテレビ番組」について話をした時のこと。我が家はNHKのニュースを観ている。民放のニュースを観ていた時期みあったけれど、バラエティ分よりも、むしろ純粋にニュースが知りたいのでNHKに変えて以来、ずっとNHK一筋だ。我が家とは逆の理由で民放の派の人もいた。NHKにしろ、民放にしろ朝はニュースだろう……と思っていたら「朝からニュースを観るなんて無理!」と言う人がいた。朝一番に凄惨な事件などを聞きたくない……と言うのがその理由。それもまた一理あると思った。私は「子どもはともかく、大人なら朝はニュースを観るよねぇ」と思い込んでいたので衝撃的だった。個々の嗜好って様々だ。どれが正解で、どれが不正解というような話ではない。
ニュースと言えば今年も自殺者が3万人を超えるとのこと。近親者に自殺者がいるので、いたたまれない。自殺をせざるをえないだなんて御本人も辛いだろうけれど、周囲の人間にとってもあれは地獄だ。「生きる自由があるなら死ぬ自由もあるだろう」って意見もあるだろうけれど、自殺は哀し過ぎるだろう……と単純に思う。人の生き死にばかりは、そう簡単にあれこれ言える問題ではないのだけど。
今日は暖かかったけれど明日はグッっと寒くなるとのこと。もう師走なのだし当たり前なのだけど「参ったなぁ」などと思ってしまう。風邪をひかないように気をつけんなくては……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。