白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2007年12月06日(木) 湯たんぽ

ここ数日、乙女な母の世話をしに娘を連れて実家に出勤している訳だが、乙女な母はいたってご機嫌に過ごしている。

身体は痛いけれど病気ではないので案外元気だし、毎日孫が来てくれて長時間孫を眺めていられる事に満足しているらしい。「だけど、早く良くならないとね」などと殊勝なことを言うので、良い傾向だと思っていたら「年明けには雛人形を買いに行かなくちゃいけないもの」ときたもんだ。愚弟や私に迷惑をかけて悪いから…ではなく、雛人形を買いに行きたいからというのは、いかがなものかと思うのだが、機嫌よく療養してくれているのだからヨシとしよう。

今年はなかなか寒くならないなぁ…と思っていたのに、ここ数日でグッっと寒くなったような気がする。夫は出勤時にマフラーと帽子を着用するようになった。娘が眠る時の防寒対策も考えなくては……とて、湯たんぽを購入した。今年は石油高騰の煽りを受けて、燃料節約に湯たんぽが流行っているらしい。

私が子供の頃、冬の寒さ対策には電気アンカを使ってた。私の親世代の人達は高度成長期に働き盛りを過ごしていたから、どこか「電気製品=かっこいい」という図式があったのだろうと思う。今になって、昔に回帰していくような湯たんぽが流行するなんて、ちょっと面白い。懐古主義に走ると言うのではなく、昔の良い物を賢く取り入れるのは良いことだなぁ……と思ったりする。

しかしながら「昔の良い物云々」なんて書いておきながら、購入したのは昔風の湯たんぽではなく、見た目に可愛らしい湯たんぽだったりする。購入したのは『みのじろう』と言うぬいぐるみカバー付きの湯たんぽ。娘には可愛らしい物を使わせたい…という母親ドリームが発動してしまったのだ。たぶん……性能だけを言うなら、ぬいぐるみ式でなくても良いはずなのだけど。

この冬は湯たんぽが娘を温かく包んでくれることだろう。やけに満足度の高い買い物だった。それにしても、年末年始に向けて風邪をひかないよう防寒対策はキッチリしておかねばなぁ。何をおいても元気に乗り切っていかねば……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2006年12月06日(水) 暮らしの手帖
2004年12月06日(月) クリスマスの準備。
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2001年12月06日(木) 聖・家族…中山可穂に寄せて

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