この週末は娘が入園を予定している幼稚園の行事に参加したり、室内型の子ども施設へ遊びに行ったりして、娘中心の休日だった。そして娘が寝た後くらいは大人も楽しまなくては……と久しぶりにDVD観賞。業田良家が原作の『空気人形』を観た。
なかなか良い映画だった。「面白かった!」と言うタイプの映画では無かったけれど、心に沁みる作品だった。最近DVDを借りる時も、ついつい楽に見ることのできるタイプの作品ばかりを選んでいたので、余計にそう感じたのかも知れない。
作品の良さもさることながら、個人的には役者としての板尾の魅力に驚かされた。何しろ、吉本新喜劇やローカル番組時代から板尾を観ていて、最近は映画などでも活躍していると聞いてはいたものの、実際に目にしたことは無かっただけに、私にとって彼はいつまでもお笑い芸人でしかなかったのだ。役者として、あんなに男前な人だとは知らなかったなぁ。
いろんな意味におていて後を引く映画だった。
久しぶりに映画でガツンとやられたことで、最近の自分がいかに駄目駄目だったかを思い知らされた。最近の私は、なんだかんだと理由を付けて楽な方向に流されてばかり。家事とか育児といった「やらなければならないこと」については頑張っているけれど、それ以外の事は全く駄目。自分を磨くことを放棄していて、楽しみであるはずの映画(DVD)観賞でも「楽に観られそうな作品」ばかりを選んでいて、1番の趣味である読書でさえ難解な本は避けてしまっている。今の私は人間としての成長が無く、言うなれば完全に停滞している状態なのだ。
それに較べてもうすぐ3歳になる娘の成長の眩しいことと言ったら! 彼女は子どもなりに、自分の目標を定めてそれに向かって努力している。娘は着々と進歩しているのに、娘を導くべき立場にある私が停滞しているのは、いかがなものか。
まぁ…だからって、いきなりあれこれ頑張ると息切れしてしまうので、せめて心構えだけでも立て直したいと思う。「新しく勉強をはじめよう!」とまでは言わないけれど、ペン字の練習をしようかと思っている。娘が幼稚園に入れば字を書く機会が増えると思うのだけど、PCに頼り切りの生活で、すっかり字が汚くなっているので。娘がお絵かきや工作をする横で、ちょいちょい練習しようかな。
まだまだ暑い日が続いていて、正直バテ気味だけど、この暑さだってずっと続く訳じゃない。無理は禁物だけど怠惰にならないよう気をつけよう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。