今年は姪のお誕生日プレゼントにビビアンウエストウッドのペンダントを贈った。
夫と結婚してから姪の誕生日には毎年、何某かのプレゼントを贈っている。今までは予算3000円程度で花や少し背伸びした感じの文房具を贈っていたのだけど、今年は姪も高校を卒業して春から大学生……と言うことで、私達にしてはかなり頑張ってプレゼントを贈ることにした。
実は姪が高校を卒業する年の誕生日にはアクセサリーを贈ろうとずっと思っていた。大学生になればお洒落だって楽しくなるし、今まで以上に背伸びがしたくなるものだ。そういう時にちょっと身につけられる物があったら嬉しいかなぁ…と。
しかし私は37歳。姪は18歳。20歳も年が離れている。センスは違うし、特に娘を産んでからお洒落スポットや買い物には縁が無いので、今時の流行りもよく知らない。結局のところネットでリサーチして選ぶことにした。女子高生の好みと言ってもタイプによって色々あるようなので、外すと痛いのは承知していたけれど、姪ならたぶんビビアンウエストウッドが好きなんじゃないかアタリを付けて、調べてみることに。
ビビアンウエストウッドって、漫画の『NANA』に登場してから流行するようになったと記憶していて「むしろ古いセンスなのか?」と心配していたのだけれど、今でもそこそこ人気のブランドなのだなぁ。ちっとも知らなかった。いくつかあるネックレスの中から「まぁ…可愛いかな」と思える物を決めたのだけど、どこも軒並み品切れ。夫は「別に他のでもいいんじゃない?」とシンプルなシルバーだけの物を押してきたのだけど「いやいやり。売り切れるには理由があるはずだから、なおのことコレにしよう」と、結局イギリスから直接買って手に入れた。
そして肝心の姪の反応だが……こちらが面食らってしまうほどハイテンションでお礼の電話をかけてきてくれた。ビビアンウエストウッドは大好きらしく、色もデザインも気に入ったらしい。「一生大事にします!」とのこと。
姪の喜びぶりにニンマリしながら「いやいや。こういう流行物はせいぜい5年も続けばいいと思うよ」と心の中で思ったのは内緒だ。言っちゃあなんだが、わざわざイギリスから取り寄せたそのネックレスは、デザインこそ洒落ていたけれど、大人の目から見ると吃驚するほどちゃちな品物だった。ほとんどデザイン代とブランド代なのだろうし、今はそれが流行っているのだろうけれど、姪がもう少し大人になったらアクセサリーを選ぶ基準も変わってくるだろう。しかし流行り物に憧れたり夢中になったりするは、若い人の特権だなぁ……とも思う。
それにしても姪が喜んでくれて良かった。好みをはずして微妙な感じになっちゃったら嫌だなぁ……と心配していたので。(実はなんだかんだ言って私も小心者だったりする)
姪に贈ったプレゼントが、姪の大学生活に彩りを添えてくれたら嬉しい。姪のプレゼントを選ぶのは私にとっても楽しい時間だった。いつか娘もそういう年頃を迎えるのだろうなぁ……なんて、随分と先のことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。