関西地方は雨の土曜日。
今日は夫が勧めてくれたので1日中パジャマで過ごした。お掃除云々の家事は夫にお任せ。私は食事の支度のみ担当……と言っても、私自身は悪阻のせいで偏食魔人になっているので、食事の支度は夫の分だけ。1人分なら用意も楽勝。よく「料理を作るなら1人分も2人分も一緒よ」って言うけれど、あれは相手に気を使わせないための方便だと思う。1人分の食事の支度と2人分とでは、かかる負荷は随分違う。
炬燵でゲームをしたり、PCで遊んでみたり。1日のんびり過ごさせてもらった。
春の雨は暖かさを運んでくると言うけれど今日は1日暖かかった。洗濯物が乾かないので、雨降りって好きぢゃないのだけれど「もうすぐ春が来るんだなぁ」と感じさせてくれる今時分の雨だけは特別に好きだ。春が来たからって何が変わるものではないのだけれど、なんとなく嬉しい気分になってしまう。
炬燵でうつらうつらしていた時に頭に浮んだ風景が、ちょっと心に引っ掛かる。子供の頃に行ったことのある母方の祖母の田舎の家。鹿児島県の山間にある小さな村で、郵便局と雑貨屋さん以外にお店はなく、生鮮食料品は軽トラックが運んで来てくれるような……そんな村。お風呂はその当時でもめずらしい五右衛門風呂だった。あの場所は私のとって、祖母が元気だった頃の象徴なのだと思う。それにしても今頃になって思い出すなんてどうしたものだろう。
春の雨は思考をちょっと変にさせる何かを秘めているように思う。
あと1週間もすれば関西も桜が咲くようだ。この雨が恵みの雨になるのかなぁ……なんてことを思いながら、今日の日記はこれにてオシマイ。