今夜のメニューはカレーライス。
カレーライスを食卓に乗せるのは結婚して2回目。夫がテレビ番組に出てきたカレーを見て食べたそうにしていたので。「結婚してカレーは食卓に乗せたよね?」と問うたら「1ヶ月に1度のペースか……」と、いささか不服そうな顔をしたのでカレー頻度を早速「1ヶ月半に2度」まで引き上げてみた。
私が作るのはカレールーを使ったどこにでもある「家のカレー」である。玉葱は丁寧に炒めるようにしているし、カレールー以外もあれこれ投入するので、それにりに「私仕様のカレー」。そして、私は多くの素人料理人がそうであるように「やっぱ自分り作ったカレーは美味しいわ」と思っている1人であるのだけれど、それでもカレーライスは数あるメニューの中で「作るのも食べるのも、あまり気の進まない料理」だったりする。
どうしてカレーライスが好きでないかと言うと、かつて金銭的に厳しかった時期に食費を浮かせるためだけに作った「貧乏カレー」がトラウマになっている…とか、乙女な母の作るカレーが美味しくなかった…とか、軽く手抜き感が漂うメニュー(手をかけて作れば決して手抜きとは言えないのだけど)だから……とか、色々理由はあるのだけれど、とにかく私はそれほどカレーが好きぢゃないのだ。
世間の人々は、いったいどれくらいの頻度でカレーライスを食卓に乗せているのだろう?
職場で聞いてみたら「月1回以上」の人が圧倒的に多かった。私の中では「カレーライスは2ケ月に1回くらいかな?」と思っていたので驚きの数字である。「月に2回は食べたい」って人さえいたくらいだ。主味噌汁が毎日食卓に登場しても、ほうれん草のお浸しとか南瓜の煮付が1ヶ月に何度も登場しても驚かないが、月に2回のカレーライスはかなり吃驚。
たかがカレーライス。されどカレーライス。なかなか奥深い世界だ。
家庭の食卓なんて、その家族がいいようにメニューが回っていけばいいので「月に何回○○を食べる」ってのもアリだと思うけど、そのご家庭によって色々なんだなぁ……とカレーを作りながら考えてみた次第。さてと、そろそろ鍋にルーを投入して仕上げにかかるかな……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。