大阪では白木蓮がほとんど散ってしまった。
最近では白い雪柳がやたら目につく。私は雪柳を見ると三浦綾子『塩狩峠』のラストシーンを連想してしまう。『塩狩峠』は多感な少女時代に読んだ作品で、もう何度となく読み返してきた。大人になって読むと「これは、どうだろう?」と賛同しかねる部分があるのも事実だが、それでもいまだ大好きな作品。初めて読んだ時は悲恋に涙したものだが、今は恋人と別れ別れになるタイプの悲恋よりも、むしろ長い年数をかけて貫いていく愛の形に魅かれる。どんな些細なことでも長く続けていくのは大変だ。まして相手のあることであればなおのこと。
私は自分の日記タイトルにするくらい白い木蓮の花が好きなのだけど、白い木蓮に限らず、白い花は全般的に好きだ。「白」と言う色は純潔とか「あなたの色に染まります」とか、とかく清純なイメージがあるけれど、私の中で一点の染みも無い純白って色は高貴を通り越して軽く傲慢なイメージがある。まぁ……だから、どうって話ではないのだけれど。
雪柳って花の1つ1つは小さいし、風にゆれる姿は可憐だけれど、存在感抜群の花だよなぁ……と毎年思う。
それでも雪柳が目につきはじめると「桜ももうすぐ咲くなぁ」とワクワクしてくる。お花見的には桜よりも梅の方が風情があるとは思うものの、桜の時期独特の浮足立つ感じも、それはそれで良いものだ。せっかくなら、思いっきり浮かれちゃった方がいい。暑さ寒さも彼岸までと言うけれど「やっと来た」って思いが強い。
私は白い木蓮、白い雪柳と、とかく白い花を愛しているのだけれど、2歳の娘は「ピンク色チューリップが好き」なのだとか。娘に花を愛でる気持ちが芽生えているのは嬉しいことだ。これから、しばらくはあちこちで花が一斉に咲き始めるだろうから散歩もいっそう楽しいだろう。
明日からはじまる3連休初日は夫の実家のお墓参りに行く予定。残り2日は何の予定も入っていなのだけど、良い季節なのだし出来れば外の空気を満喫したいなぁ。何をして過ごしたものかなぁ……なんて考えつつ今日の日記はこれにてオシマイ。