白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2004年03月19日(金) 何もかも、いまさら過ぎる。

今日は今の職場で最終日だった。

1年と3ヶ月しかいなかったが、やはり1日の大半を共に過ごした場所とはのお別れなのだから感慨深い物があるだろうなぁ……と思っていたのだが、小指の先ほどの気持ちも沸いてこなかった。引継ぎ関係は一ヶ月以上も前に終わっていたので、取り立ててするべきこともなく、お世話になった人々に挨拶をして、まっことサッパリした最後になるはずだったのだが……最後に大嫌いな上司Jにガッツリ捕まった。

上司Jは経営者サイドの人なので挨拶に行くつもりだったのだが、軽く済ませるもりだったので、個室に直々の呼び出しだなんて吃驚だった。

いまさらだが、貴女のような人材を無くすのは会社として損失だと思う。優秀さに気付かず「女の子扱い」してしまっていたが、能力を見極めて、もっと仕事を回せば良かったかと後悔している。使いこなせなくて、本当にすまなかった。もし仕事が決まらなかったり、何か思うことがあったら、いつでも戻ってきて欲しい。貴女なら、いつでも受け入れたい。

なんて事を言われた。これはどう受け止めたら良いのだろう?

真正直に受け止めたとしても……だからって手放しには喜べない。私は1年3ヶ月の勤務期間中、仕事が暇すぎて、後半はずっと遊び暮らしていたのだ。今更だがラスト3ヶ月は、する事が無さ過ぎてネットやりまくり、3D作りまくりで1日の半分は遊んで暮らしていたのだ。図面のこと、PC化のこと、HPのこと……様々な提案を、ことごとく撥ね付けてきた人から、いまさら未練がましいことを言われても嬉しいとは思えない。確かに最後の半年はかなり好意的になってはいたが、だからって何もかもが遅過ぎるぢゃないか。

たとえるなら、散々話し合って別れることになった恋人から「本当は俺、お前のことが死ぬほど好きやってんぞ」と言われて萎えた……というくらい、ガックリきてしまった。

それとも案外、最後の嫌がらせだと思った方が良かったんだろうか? したたかな上司Jなら、そういうこともありえなく無いし、いっそその方が余程スッキリして良い。が、しかしたぶん本気だったんぢゃないかなぁ。最後まで「これは冗談ではなく本気だから、いつでも戻ってきなさい」と言っていたものなぁ。実際、辞めた人がクドかれて戻って……という前例がある会社なだけに。だからって私の場合、戻る可能性なんて全くありゃしないのだが。

とりあえず無事に勤めを終えてホッとした。

ホッとしたのも束の間、帰宅したらば、恐ろしくガックリする話アリ。この事はまた明日の日記にでも書こう。私という人間はつくづく苦労性なのだと特大の溜息。「情けなくって涙出てくらぁ」という感じだが、しかしたぶん大丈夫なはず。その大丈夫さ加減が忌々しくもあるのだが。とりあえず「グッバイ・フォーエバーだぜ上司J」ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。

<追記>
職場で良くしてくださった方々には心から感謝しているということも書き添えてみたりして。


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【同月同日の過去日記】
2003年03月19日(水) パン食い女×3
2002年03月19日(火) 「気持ちイイ」を追求する。

白蓮 |MAILHP