立春の頃は毎年寒いと決まっているけれど、今週はまったくもって寒かった。
寒いと言っても遊び盛りの2歳児がいると、家の中に閉じこもっている訳にもいかず、寒さを避けて図書館へ行ったり、あるいは寒さと真っ向から向き合って公園に出掛けたりしていたのだけど、人との遭遇率がやたら低くて娘も私も人恋しい1週間だった。
あまり寂しいので今日は午後からご近所に住んでいる娘の友達を呼んで家で遊んだのだけど、そのお母さん(ママ友と言う呼び方はちょっと苦手なのだ)も同じようなことを言っていた。ままごとをしたり、積み木をしたり、クッキーを焼いたりして暖かい部屋で久しぶりに「家族以外の人間」とゆっくり過ごした。
こうも寒さが厳しいと家に閉じこもってしまいがちになるのか、どこもかしこも閑散としていて、とても寂しい。
そんな中、娘との散歩中に梅の花が咲いているのを見つけた。濃いピンク色の梅だった。寒いけれど、季節はちゃんと春に向かっているのだなぁ……と思うと、ちょっと嬉しかった。
お元気ですか? お喋りしながらお茶でも飲みたいものですね。
そんな葉書を書きたいような気分だった。……もっとも、突然そんな葉書を寄越されたら、相手はきっと吃驚するだろうから本当に出したりはしないけれど。「梅が咲いていた」なんて言う、ささやかな発見が、こんなにも気持ちを明るくしてくれるとは。地味に幸せだ。
来週は少し暖かいとのこと。今から楽しみでならない。来週は暖かいであろうことを楽しみにしつつ、まずはこの週末を有意義に過ごしたいものだなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。