今日、夫と私は紙婚式を迎えた。夫と暮らすようになって1年経ったのかと思うと感慨深い物がある。
夫は結婚してから随分と変わった。体重が減り、体脂肪の値が下がった。「結婚してから随分、見やすくなったわ」と義母談。実の母親が息子に対して「見やすくなった」とは酷い話だが、私は義母のおおらかさが結構好きだ。夫は見た目たけでなく中身も随分変わったと思う。結婚前よりも、結婚してからの方が優しくなったし、僻みっぽいところが無くなった。『マイ・フェアレディ』の話ではないけれど、誰かから大切にされている…と言う意識が夫を変えたんじゃないかと思う。
一方、私は…と言うと「結婚しても、ちっとも変わらないねぇ」と、よく言われる。一応、誉め言葉として受取っているが、人生の大きな節目を通過して「変化無し」ってのは、いかがなものかと思ったりする。しかしながら、独身時代よりも結婚してからの方が、心身共に楽ちんなのだから、変わらないのも仕方ないかなぁ…とは思う。結婚すると、自分達だけでなく双方の家族との付き合いも発生するので気苦労も多いと聞いていたが、夫側の家族からは気苦労させらるどころか甘やかされている始末。つくづく、ありがたい。
1年間、夫と2人で穏やかに過ごすことが出来て嬉しく思う。と、同時に夫と私は、いまだママゴト遊びをしているに過ぎないのだとも思う。
私達夫婦は大変な事態に直面したことが無いのだ。養育すべき子供もいないし、親の介護もしていない。重い病気も、怪我もしていない。そういう時にこそ労わり合える夫婦になりたいものだなぁ……と思う。どこまで行けるか分からないけれど、真摯に夫と向き合っていきたい。
1年間、穏かに暮らしていけたことに感謝しつつ今日の日記はこれにてオシマイ。