白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2010年02月03日(水) 1人遊びの友達。

娘、2歳3ヶ月。ここ最近、ごっこ遊びが上手になった。

基本的に娘は友達と遊ぶ方が好きらしい。私や夫と言った大人を相手に遊ぶのも好きだ。だが私も始終、娘の相手が出来るはずもなく、私が用事をしている時は、黙々と1人遊びをしている。今までは単純な遊びが多かったのだけど、お喋りが上手になるにつれ「ごっこ遊び」が進化している。玩具に役割を与えて、お芝居さながらに遊ぶのだ。

今日も私が作った電車のペーパークラフトに、玩具のリンゴだのバナナだのを乗せて「待ってよ。僕も乗せてよ」「出発します。がたんごとん」などと、小芝居をしてせっせと遊んでいた。

そんな娘を見ていて「1人っ子らしい遊びだなぁ」と、自分の幼い頃のことを思い出した。私には弟がいるけれど、弟とは5歳離れていて、それまでは1人っ子として育った。ごっこ遊びや物語を作るのが大好きで、1人でいても退屈しない「友達」がたくさんいたものだ。

娘には「アイタタ」と言う名の架空の友達がいる。アイタタは「いたいの・いたいの・とんでいけ」と言うお決まりの文句から生まれた。娘から飛んで行った「いたいの」は、娘に「アイタタ」と言う名前をもらって、娘の中で生きている。娘は「いたいの」を飛ばすと「アイタタもおうちに帰った…」と必ず言う。そして食事中に「アイタタもご飯食べてるね」などと、呟いたりするのだ。

娘にも兄弟が出来ると良いのだけれど、正直なところ娘は1人っ子の可能性が高いので、1人遊びは上手になっておくに越したことは無いと思う。集団生活に入って本当の友達と遊ぶようになっても、1人遊びの中にいる自分だけの友達は、折々に娘の力になってくれるだろうから。

そんな話はさておき。昨日は娘が悶々としていたので、今日はちょっと娘の気持ちが晴れるよう、いつもよりも娘サービスに努めてみた。

午前中は大型遊具のある公園へ自転車で遠征。ラッキーなことに、顔なじみの子供と遭遇。久しぶりに「お友達」と遊ぶことが出来た。午後からは、自転車を飛ばして地元百貨店へ。5分ほどで済む用事を片づけた後は、娘の好きに歩かせた。地元百貨店は、いつ行っても閑散としているので、こういう時はゆっくり出来て便利だ。書店で塗り絵を購入。「2歳児に塗り絵って、どうだろう?」と思ったのだけど、娘の希望を通すことに。帰宅して、さっそく遊んでみたのだけど、案外ちゃんと遊べていた。(もちろん綺麗に塗れる訳はないのだけど)。

娘は今日1日で鬱屈していた物を発散出来たらしく、寝る頃には「いい感じ」になっていた。ま……毎日、ここまで娘にサービスしてはいられないけれど、たまにはこう言うのも良いだろう。明日は今日のようにはいかないけれど、機嫌良く過ごして欲しいものだ。まずまず良い1日だった……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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