白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2009年12月05日(土) ギャップに胸キュン?

今日は土曜日だと言うのに朝から生憎の雨。

しかも夫は休日出勤。午前中はご近所に住む新米ママさんを招いて自宅で遊んだりしていたのだけど、午後からにわかに雨が上がった。張り切って外遊び……と行きたいところだったのだけど、公園も道路もびしょ濡れで思い切り遊べそうになかったので、電車に乗って手芸店へ出掛けることにした。

娘は電車好きなので、ものすごくお利口についてきてくれた。手芸用品を選んでいる時もグズることなく付き合ってくれて大助かり。街は年末モードで賑わっていたので、ちょっとウロウロしたいようにも思ったのだけど、パン屋さんで娘の好きなパンを買って、大きなクリスマスツリーを見て帰路についた。

帰りの電車はガラ空きだった。私達の座った長いシートには誰もおらず、向かいのシートには「いかにもハードロッカーです」と言う風体の20代前半の青年(個人的には男子と呼びたいような感じ)が座っていた。彼は、ちょっと…と言うか、かなり意気がった格好をしているのだけど、誰かの家へ遊びに行く途中なのか、彼の地元で買ったであろう和菓子屋さんの紙袋を下げていた。百貨店等に入っている有名店ではなく「地元では評判」の和菓子屋さんのお菓子を手土産に選ぶだなんて、見た目はともかく、気の利いた青年だなぁ……なんてことを思った。

そして彼はどうやら子供好きらしく、娘に向かって手を振ってきた。そして私達が電車を降りるまで、ずっと娘の相手をしてくれた。電車を降りる際に「お兄ちゃんに『遊んでくれて、ありがとう』って言ってバイバイしてね」と娘に促すと、娘は「あーとう。ばいばい」と青年に手を振った。その時、彼が見せた笑顔の可愛らしかった事と言ったら! 彼の身近にいる女の子(たとえば同僚とか同級生とか)が見たら、好きになってしまうだろうなぁ……と言うレベルでの可愛らしさだった。

……なんだかんだ言って私は「ギャップ」に滅法弱い。

男性でも女性でも「ああ見えて実は…」なんて事(もちろん良い意味でのギャップ)があったら、その人のことを大好きになってしまう。今は夫も娘もいる身なので、色恋云々なんて事は考えもしないけれど、なんかこぅ…若かりし頃を思い出して甘酸っぱいような気持ちになってしまった。

手土産子供好きのハードロッカーのおかげで、思いがけず楽しい時間を過ごすことが出来た。彼もまたお出掛け先のお宅で楽しい時間を過ごせていると良いなぁ……なんて事を思いつつ、今日の日記をこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2008年12月05日(金) 冷たい雨と子供プリン
2007年12月05日(水) もったいないの心
2006年12月05日(火) 師走なのに…
2005年12月05日(月) Happyな年末
2001年12月05日(水) うっかり・うっかり

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