白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

目次過去未来

【検索からお越しの方へ】
日記内検索をご利用いただくか、読書関係のお探し物はHPへお越しくださいませ。
当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2007年12月05日(水) もったいないの心

昨日の午後は実家で過ごした。娘の世話と実家の用事。それに昨日はご近所の人がお見舞いに来てくれたりしたものだから、何かとバタバタ時間が過ぎてしまった。

2軒向こうの婆様が様子を見に来てくれた時のこと。婆様は机の上に置いてあった編みかけのマフラーを見つけると「これ、白蓮ちゃんが編むの?」と瞳をキラキラさせて編みかけのマフラーを見聞。決して得意とは言えない編み物を見られて、恥ずかしいなぁ……と思いつつ私は「娘が寝ている時なんかに、ちょこちょこっと……」なんて返事をしたのだけれど、婆様大絶賛。乙女な母は「この子は子供が1人しかいませんし、働いている訳でもないですからねぇ」と謙遜するも「なかなか出来る事じゃないわよ。時間があっても、やる気の無い子はしないしね」と、少し興奮気味のご様子だった。

婆様が帰られた後「なんで、あんなに絶賛されたんだろう……」と不思議に思いつつ、頭を巡らしていてハッっとした。私達の世代の編み物は「趣味」でしかないけれど、婆様世代の方にとっての編み物は「節約」だってことに気付いたのだ。あの婆様は古いセーターを解いて、毛糸を湯のしして使う世代なのだと思う。そう言えば、婆様は手編みの帽子をかぶっておられた。だからこそ、編みかけのマフラーを見て絶賛してくれたのだろう。

自分の生活をかえりみて身の縮む思いがした。

私自身、簡単に物を捨て過ぎている。今の時代でツギの当てた服を着たりするのはどうかと思うけれど、それでも、もう少し物を大切にしなきゃいけないように思う。もったいないの心を忘れがちになっているなぁ。昔の主婦のように暮らすのは無理としても、彼女達に学ばなければならない事は多い。

しばらく実家に通わねばならないので、また婆様とお会いする機会もあると思う。その時は編み物について、色々お聞きしたいところだ。今日もこれから実家に出勤。娘の荷物や、出来たてのお惣菜なんかをベビーカーに積んで、張り切って参りましょうかね……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


目次過去未来


エンピツ投票ボタン(押していただけると励みになります)↑
My追加

yurarraをフォローしましょう

【同月同日の過去日記】
2006年12月05日(火) 師走なのに…
2005年12月05日(月) Happyな年末
2001年12月05日(水) うっかり・うっかり

白蓮 |MAILHP