白い木蓮の花の下で ~逝くときは白い木蓮の花の下で~ 目次|過去|未来 【検索からお越しの方へ】
最近、生活に「カワイイ」が不足している。 娘は可愛い。すごく可愛い。だけど、そういう意味では無くて…なんと言うか、もっと即物的な感じの「カワイイ」に飢えているのだ。お花とかレースとか刺繍とか。色でいえばピンクとか。そんな私が最近、楽しみにしているのは『東京カワイイ★TV』。こういう可愛いを追求した生活をしたいとか、可愛らしい格好がしたい……とまでは言わないけれど、可愛らしい物を愛でで、ささやかな幸せを感じている。 私は現在37歳。1児の母となった今、名実とも「おばちゃん」と呼ばれるのに何ら躊躇いはない。だけど、身も心も「おばちゃん」に浸りきってしまいたくはなくて、どこかジタバタしている自分がいる。せめて乙女心の欠片なりとも、大切にしていたいなぁ……みたいな。 もっとも現実は「カワイイ」とは対極のことろで生活してるい。日常着はもっぱらジーンズだし、可愛らしいより「動きやすい&洗いやすい」が最優先。家の中を素敵な雑貨で飾ることより、むしろ牛乳パックを使って冷蔵庫の中やタンスの中を仕切って使いやすくする事に情熱を燃やしている。 かつて……そう具体的に言うなら20代前半の頃。私は30代、40代の主婦を見て「結婚して主婦になると、どうしてあんな風になっちゃうんだろうなぁ」と思ったものだ。だが、今は自分自身が「あんな風」になっちゃっている。きっと、私が見ていた主婦達も、その心の内には乙女心を内に隠した女性だったのかも知れないなぁ……なんて事を、ふと思う。 最近は娘も少し大きくなってきたので指輪やネックレス等を身につけたりするようになったけれど、圧倒的に「カワイイ」は不足している。「いい歳した主婦が何言ってるんだか…」と思われるかも知れないが、それでも私は抵抗したい。全力で! とまでは言わないけれど、余力を費やす程度には。なかなか難しいことだけれど、どっぷりとオバチャン化してしまわないように気をつけたいなぁ……などと思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。 ![]() |