先週末、娘が下痢気味になった。どうやら原因は寝冷えらしい。なので三連休の中日に腹巻を買いに行った。
腹巻と言うと私も子供の頃に「つけさせられて」いた。子供心に格好悪くて大嫌いだった覚えがある。ひらひらレースのついたお姫様のようなパジャマを着ても腹巻を巻いていては台無しだと思っていたのだ。腹巻を卒業した時の嬉しさと言ったら無かった。「私はこれから先は決して腹巻を手に取らない」と誓ったほどに。
腹巻といっても、毛糸の腹巻をするにはまだ暑すぎるので綿の腹巻を2枚購入した。もっと寒くなったら毛糸の腹巻にシフトするつもりでいる。早速、その夜から腹巻をつけて寝かせているのだけどなかなか良い感じだ。暖かさもさることながら、パジャマの上から腹巻をつけた娘は、建設現場のオヤジのようでとても可愛い。
腹巻が大嫌いだった私が、自分の子供に腹巻を強制するようになる日が来るとは思いもしなかった。これは腹巻に限った事ではないけれど、着る物にしろ、食べる物にしろ「これはダメ」「これはしなきゃ」と、親から口酸っぱく言われた事は、たいてい深い意味があったのだなぁ……と今頃になって気がついた。
子供が元気で育つよう、どの親も心を砕くものなのだなぁ。
たいていの大人は、皆それぞれに親に大切にされてきたのだ。どんな大人もそれぞれにお父さん、お母さんの大切な子供なのだと思うと、ちょっと愛しく思えるから不思議だ。
毛糸の腹巻は自分で編もうかと思っている。これから寒くなってくるけれど、風邪をひかないよう、お腹を壊さないよう、娘には元気で過ごしてもらいたいなぁ……と思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。