白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年10月15日(火) ご自由にお取りください。

今日、母のお供で買い物に出掛けたらば
地元の、とある店の店先に大きな籠がおいてあって
中に小ぶりの花梨がゴロンゴロン入っていた。
籠には「ご自由にお取りください」と張り紙が♪
よく見ると、花梨の大きさはバラバラで
自分ちの庭で取れた花梨らしくて、売り物には出来ない代物だった。

花梨と言えば、そのまま食べるのことはできないけれど
花梨酒にして良し、ジャムにして良し、使い勝手の良い果実である。
特に花梨酒は咽喉の薬にもなるし、それよりなにより味が好きだし
毎年、花梨を買ってきて漬けているので
これは遠慮なく戴いて帰ろうと私は思った。

私は、やや興奮気味で乙女な母に、その旨をつげたのだが
乙女な母は、花梨を持って帰るのには反対のようだった。
わざわざ「自由に持ってかえってくれ」と書いてあるのに何故?
乙女な母の理論はこうだった。

確かに自由に持って帰っても良いと思うが
花梨酒を作るには、けっこうな数を持ってかえらねばならない。
タダでもらうのに、ゴッソリ持ち帰るってのは、どうだろう?
みな、それを躊躇しているから持ち帰らないのだ。
だから、この花梨は持ち帰らない方が良い………と。

私は、そうとう不満だったが花梨を諦めて店を後にした。
せっかく「ご自由に」と書いているのだから
遠慮なくもらってあげるのが、親切ってものではないだろうか?
いやいや。花梨酒を作るほど、ごっそり持ち帰らなくても
ジャムを一瓶作るくらいの花梨だったら
持って帰っても良かったんぢゃないだろうか?
なんだか……ものすごく不満が残ってしまった。

それにしても、こんな風に思ってしまうって……
私って……けっこうオバチャン入ってるのかも知れない。
その点において、乙女な母は流石に乙女なだけあって
オバチャン度が低いのかも知れない。
そんな風に考えると、ちょっと複雑な心境である。
こうなってしまったからには
潔くオバチャン道を突き進んで行った方が良いのかも知れないなぁ。

自分の中の「オバチャン性」を確認してみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。

<覚え書>
恋愛シュミレーションツクールを使って制作していた
友人へのプレゼントゲームが本日、めでたく完成した。
サウンドノベルに近い形の「小話」で
プレイ時間も10分という、短いものだけれど
なんだか、やけに満足してしまった。←自己陶酔中。
受けると良いんだけどなぁ……反応が楽しみである。


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【同月同日の過去日記】
2001年10月15日(月) 秋なのに・・・

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