白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2008年09月26日(金) 授産施設の運営

昨日、ポストに障害者の授産施設でバザーがあるとのチラシが入っていたので、少しばかり品物を持って行ってきた。

今まで授産施設のバザーは年に1回だったように思うのだけど、今年は春と秋の2回になっている。チラシには運営が苦しいようなことを書いていたけれど、本当に切羽詰まっているのだろうなぁ…なんてことを思った。

大した力にはなれないけれど、微力ながら応援したいと思っている。本当なら障害を持った人も一般企業で働けたら良いのだろうけれど、現実問題として考えるとなかなか難しい。『五体不満足』の乙武さんや、あるいはテレビで特集を組まれるような人達は恵まれていると思う。障害の度合いなどによっては「健常者と同じ」に働くことは難しいのだ。だからこそ障害者が働く場としての授産施設には頑張ってもらいたいと思うのだ。

微力ながら応援したいと思う気持ちに嘘は無いが、だからって今回バザーに品物を提供した授産施設の製品を買いたいとは思わないのが辛いところだ。授産施設の製品は値段が高いのだ。手作り品なので高くなるのは仕方の無いことだとは思うのだけど、いかんせんセンスが悪い。「手作りだし、ちょっと素敵だから買っちゃおうかなぁ」と思わせるものが何も無いのだ。残念ながら運営が苦しくなるのも無理からぬことのように思える。

授産施設の中には採算が取れているところもあるようだけど、スタッフに経営センスのある人がいないと難しいのだろうなぁ。脱サラして商売をはじめたところで成功するのが難しいのと同じように、素人集団が物を作って売る…というのは難しいのだと思う。なかなか理想だけでは成り立たないものだ。

本当はバザーやなんかで資金を集めずに独自で採算が取れるようになるのが理想なのだけど、なかなか上手くはいかないのだろう。なんだかんだ言っても私は傍から見ているだけの人間なので偉そうなことは言えない。せめて自分の出来る範囲で応援したいなぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオイシマイ。


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【同月同日の過去日記】
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2006年09月26日(火) 計画性の無いパッション
2005年09月26日(月) おてがみ
2003年09月26日(金) 命の終わりの不自由さ
2002年09月26日(木) ささくれ。

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