13日から本日17日まで夫はお盆休みだった。
取り立てて遠出はしなかったけれど、互いの実家へ盆参りへ行ったり、ちょこっと街へ出掛けたり、入院しているFのお見舞いに出掛けたり……と近場で過ごしたお休日だった。
特別なことは何ひとつしなかったけれど幸せな休日だった。
独身時代のお盆休みをふと思い出してみた。結婚前の私にとってお盆休みと言えばコミケで東京へ行くのが楽しみだった。新幹線で東京へ行き、Fの家に泊まってコミケに参加。東京で「何をする」でもなく、ただ友人に会うのが楽しみだった。あの頃の私もお盆休みは充実していた。もしかしたら、今よりも濃厚な時間を過ごしていたかも知れない。
あの頃の私は楽しかった。そして今の私は幸せだ。
お盆休みに東京へ行っていた頃、心から楽しいと思っていたけれど「幸せ」を実感したりはしていなかったように思う。そして今は、それほど刺激的な遊びをする訳でもなく、面白いところへ出向くでもないのに幸せを感じている。
「楽しい」と「幸せ」は似ているようで似ていない。
今年のお盆休みは幸せな時間を過ごさせてもらった。夫と私の母へもささやかな孝行が出来て良かったと思う。孝行…と言っても一役買ったのは私達夫婦ではなく娘なのだけど。
明日からまた通常モードの1週間。朝早く起きて、食事の支度をして、掃除をして、買い物をして、娘の相手をして…と恐ろしく単調な日々が再開する。だけど、これもまた幸せなのだと思う。休みが終わってしまうのは寂しいけれど、また頑張らなきゃなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。