白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2008年08月01日(金) 夜に鳴く蝉

昨夜は頭が冴えてちっとも眠れなかった。

Fのことで興奮していたのだと思う。心配とか腹立ちとか色々な感情が入り混じって悶々としていた。私とFとは友人だけど、家族ではないので私がFにしてあげられることなど、ほんの少ししかない……なんて事を思ってイラッっとしたり。

私の傍らで大の字になっている娘の寝顔を見ながら「こんな感情に振り回されている場合じゃないなぁ。もう私はの人の子の親なのだから、しっかりしなきゃ」なんてことを思ってみるものの、理屈では理解出来ても気持ちがついてこなかった。

あの様子ではFもしんどくて眠れなかったんじゃないかと思う。その前の晩も苦しくて眠れなかったとのこと。早く病状が落ち着くといいのだれど。

1人悶々としていたら外から蝉の声が聞こえてきた。「夜中に蝉の声が聞こえるだなんて実は夢うつつなのかも」などと思いながら長い時間、蝉の声を聞いていた。

朝になって、どう考えてもあの蝉の声は現実だったような気がして、ネットで調べてみたら、都会では夜に蝉が鳴くという現象はよくある事なのだとか。昼間と勘違いして鳴いてしまうのだとか。なんだか、やりきれない気持ちになってしまった。

可哀想な蝉。せっかく土の下から出てきたというのに、お陽様の下で鳴かずに、暗闇の中で鳴いてしまうだなんて。

……とは言っても夜中に鳴く蝉は少数派らしく、今朝もちゃんと蝉の声が聞こえた。この夏はFにとって大変な夏になってしまうけれど、頑張って乗り越えて欲しいなぁ……なんて事を考えつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
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2006年08月01日(火) さようなら吉村昭。
2004年08月01日(日) 約束の重み。
2003年08月01日(金) 1枚、1通、1本の価値。
2002年08月01日(木) 夏でござる。

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