白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2008年06月12日(木) 可愛らしさを求めて

「ああ。今日も鬱陶しいお天気だなぁ…」などと思いつつ、娘を背負って掃除機をかけていたら友人からメールが届いた。いつものメールではなく、可愛らしいキャラクターの「デコメール」だった。思わず「むふっ」っと笑みがこぼれた。

思えば、最近は子育てにかまけて「可愛らしさ」に縁遠い生活をしている。

娘を抱っこしたり、おんぶしたり、外で遊んだりするのでカジュアルな服装ばかりになってしまうのは仕方がないにしても「可愛らしさを演出するちょっとした心配り」さえしていない。たとえば料理の盛り付け1つにしても「味・食べやすさ」を重視するあまり「わっ。可愛い」と思えるような盛り付けはしていないし、遊びに出掛けると時のお弁当にしても、やはり食べやすさや帰ってきたからの片付けが楽なことを重視して作っている。家の中の片付けにしても「清潔」と「娘の安全」しか考えていない。

たぶん……これは主婦として母親として正しい姿だと思うのだけど、ちょっと心が貧し過ぎるように思う。なんと言うのかなぁ……花を1輪活けてみようかと言うような心のゆとりとか、生活の中のちょっとした遊び心とか、そう言うものに欠けているような。

そう言えば、ここのところ手仕事もとんとしていないし、お手紙や葉書も書いていないなぁ。可愛らしいポストカードに近況など書いて友人に送ったりするだけども気分が変わるだろうに。

最近の自分を振り返って、ちょっと反省した。

しばらくは意識的に「可愛らしさ」を求めてみたいと思う。試しに今日は凹凸の少ない指輪をつけてみた。ささいな事だが気分が違う。ペンダントは娘が引っ張ってしまうので身に付けるのは無理だけど、指輪なら大丈夫。結婚指輪は毎日つけっぱなしなのだから、指輪くらいもっと早くにつければ良かった。

女性として、人としての自分をほったらかしにしないよう心掛けたいと思う。家事や育児に追われて搾りカスのようにならないようにしなければ。「可愛らしさ」を思い出させてくれた友人に感謝しつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2007年06月12日(火) 頑張れない時
2006年06月12日(月) 数珠を買う。
2005年06月12日(日) まいっちんぐ。
2004年06月12日(土) 理想の海水浴。
2003年06月12日(木) まっとうな生活って……
2002年06月12日(水) 人の趣向。人の繋がり。

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