白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2008年06月10日(火) 暮しの手帖

図書館へ行ったのだけど、いまひとつ借りたい本が無かった。仕方がないので「ちょっと読んでみるか」程度の本を3冊と『暮しの手帖』を借りてきた。

私は主婦雑誌の中だと『暮しの手帖』がいっとう好きだ。

子供の頃、母も暮しの手帖を買っていた時期があったので、あの独特の表紙と字体は馴染みが深い。自分自身が結婚する前はオレンジページとかクロワッサンといった若い主婦向けの主婦雑誌を立ち読みすることはあっても、暮しの手帖には手を伸ばそうとさえしなかった。それなのに、いざ結婚してみたら暮しの手帖ばかりを手に取っている。

暮しの手帖は広告が無いので「ガッツリと読める」感じがとても良い。他の雑誌だと化粧品だのダイエット食品だのといった広告を眺めているだけでウンザリしてしまうことが多いのだ。雑誌ってのは、そう言うものだと理解しているので仕方がないとは思うのだけど、ページ数のわりに自分の知りたい情報が少ないような気がしてならない。

そして私が暮しの手帖を気に入っている1番の理由は「暮しの手帖の中にはお洒落過ぎない生活がある」ってところだと思う。料理にしても、インテリアにしても他の雑誌に出てくるそれは、都会のお洒落なカフェのようで、家庭生活に取り込むにはお洒落過ぎるような気がするのだ。すごく素敵だと思うのだけど、心からくつろげないと言うか。私は暮しの手帖に出てくるようなほど良く質素で野暮ったい雰囲気漂う「家庭の1コマ」が好きなのだ。

今回、借りてきたのは2年前の暮しの手帖。上手なオムライスの作り方という特集が載っていた。そこには誰もが知っている「オムライスの基本形」の作り方が載っているだけだった。そして「お料理上手になるには、好きになることです(中略)何回も作って会得し、貴方のものにしてください」と書いていった。こういう真面目なところが実に暮しの手帖っぽいなぁ…と思った。

オムライスを上手に作るには、やはり修練あるのみ…って事らしい。何回も作って会得するようにしたいものだ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2007年06月10日(日) マンゴー冰
2006年06月10日(土) ワイン風呂
2005年06月10日(金) スワンボート
2003年06月10日(火) ハイチュー@さくらんぼ味
2002年06月10日(月) ひねくれ者的発想かもね。

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