年配の人から「昔の子育て」について話を聞くのが面白い。
昨日は娘を公園へ連れて行ったら、たぶんご近所に住んでおられるだろう婆様2人から挟み撃ちにあった。「赤ちゃん可愛いねぇ。抱っこさせて」と娘の相手をしてくれた婆様は決まって自分達が子育てしていた頃の話をしてくれる。昨日のテーマは赤ん坊のお風呂について。
婆様2人は声を揃えて「今の若い人は赤ん坊をお風呂に入れるの大変よね」とおっしゃる。赤ん坊をお風呂に入れる手間隙なんて、今も昔もそう変わらないだろうけど、核家族化しているために母親が1人でなんでもしなくちゃいけない…とか言う話かと思っていたら、そうでは無かった。
自分達が子育てしていた頃は内風呂が無かったから、毎日銭湯へ行っていた。赤ん坊を洗った後に自分がお風呂に入るのだけど、自分がお風呂に入っている間、銭湯の脱衣所には「赤ん坊を見てくれるおばあさん」がいて、その人が服を着せてくれたり世話をしてくれていたので、のんびりお風呂に入ることが出来た。「赤ん坊を見てくれるおばあさん」は常時2人くらいいて、ちょっとした心づけを渡したりしていたとのこと。
銭湯では女達が適当に他人の赤ん坊の世話をしていた…って話は聞いたことがあるけれど「赤ん坊を見てくれるおばあさん」が常駐していたなんて話は始めて聞いた。地域的な風習なのか、それとも世代の問題なのかは分からないけれど、婆様2人が「そうそう。昔はそうだったわねぇ」と頷きあっているところを見ると、実際にそういう銭湯にそう言うシステムがあったのだろう。
現代なら責任問題云々があって、そんなことは出来ないだろうけれど、昔は今よりも大雑把に、かつ大らかに子供を育てていたのだろうなぁ。そう言うのって、ちょっと羨ましい。
それにしても私の住んでいる地域はまだまだご近所づきあいが残っていて、年配の人から話をが聞くチャンスがあるのは、ありがたい。密室育児だったらストレスが溜まっているだろうなぁ…と思う。
黄金週間中だけど夫は仕事。これから娘をお風呂に入れて寝かせるという大仕事が残っている。そろそろPCを落として準備をせねばなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。