赤ん坊を見て「この頃が1番幸せだね。何の苦労も辛いこともないんだから」と言う人がいるけれど、実際に赤ん坊を育ててみて「それは違うんじゃないかな」と思うようになった。
赤ん坊は興奮することがあったり、はじめての経験をした夜は、うなされることがある。もうすぐ4ヶ月になる娘も例外ではない。新生児の頃と違って寝付きも良くなったし、夜に泣く回数も減ったのだが、何か刺激的な事のあった夜はウンウンとうなされて泣く。抱いてやったり、背中をトントンして声をかけてやったりすると落ち着くのだけど、それはそれは辛そうな顔をしてうなされるのだ。
赤ん坊に聞いてみないことには分らないけれど、脳内で日中に受けた刺激を寝ている間に処理しようとして、処理し切れずに混乱してしまうんじゃないかなぁ……と推察する。そんな夜は夫と2人で娘をあやしつつ「どんな恐い夢を見ているのだろうね」話したりする。辛そうにウンウン言ったり泣いたりしていた娘が、私や夫の腕の中でやすらかな顔を見せてくれると言うのは本当に可愛くて愛しい。
もの凄い速度で成長する赤ん坊は、心も身体も不安定。頭が混乱してパニックになったり、成長痛のようなものを感じたりしているように思う。赤ん坊は、お腹が空いたでもなく、おしめが濡れているでもないのに泣く時があるのだけれど、彼らにしてみればちゃんと何某かの理由があるのだろう。
子育てを終えた人達は「赤ちゃんが小さい時は大変でしょ?」と言って労ってくれるのだけど、親だけじゃなくて赤ん坊自身も大変な思いをしているんじゃないかなぁ。もっとも、これは赤ん坊に聞いてみた訳でもないので、個人的な推察の域を出ないのだけど。
人は大きく飛躍・成長する時に苦痛を伴う。もしかすると赤ん坊は少しずつ、それを学んでいるのだろうか……なんて事を思ったりしつつ娘と過ごす今日この頃。
昨日の結婚記念日は、夫と2人で食べようとチーズケーキを用意していたのだけど、夫も同じようなことを考えていたらしく、私がお気に入りのシュークリームを買ってきてくれた。夜遅くに2つも甘い物を食べるのはどうか……って事で、昨日はシュークリームを食べ、チーズケーキは今夜食べることに。2日続けてお楽しみだなんて贅沢過ぎるなぁ……なんて事を思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。